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生憎の雨模様。
でも、太陽が出ていない分、気温は若干低めになっています。
こんな日は、窓を開けた方が良いのかな?
例えば、今朝の弊社事務所の駐車場の気温は26.4℃でした。
ちなみに相対湿度は76.2%。
2日間シャッターを閉め切っていた事務所内の気温は26.6℃、相対湿度54.0%となっています。
おっ風も少しあるようだし、外の方が涼しいかも?
いえいえ、ちょっと待ってください。
PMV/PPDを使って比較してみたいと思います。
ここで必要になるのは、以下の要素です。
①気温
②相対湿度
③平均輻射温度
④風速
⑤代謝率
⑥着衣量
①および②は、それぞれ測ってあります。
③は、①と同じにしました。陽射しもありませんし・・・。
④は、実測値として外0.6m/S、中0.3m/Sとします。
⑤はタイピング中につき、1.1としました。
⑥は上下薄手の作業着(長袖)につき、0.8cloとなっています。
さあ、結果のほどはいかに?
まずは駐車場です。
PMV:1.30
PPD:40%
グラフの赤丸が現状を示し、青い部分が快適ゾーンを示しています。
PMV0は、快適な皮膚温度・発汗量で代謝量=放射量の状態を示します。
またマイナスであれば寒く、プラスであれば暑いことを表します。
1.30という値はやや暑いといったところでしょうか。
また不満に感じる人の割合を示したのがPPDです。
温熱の快適感は人それぞれ。
熱収支の完全バランス状態『PMV0』と言えども、PPDは5%。
つまり本来は快適な筈の状態でも、5%の人は不満に感じている訳です。
0を境に±0.5の間であれば、PPDは10%以下となるのでほぼ快適な環境といえそうです。
PPD40%、微妙ですね。
室内はどうでしょうか?
PMV:1.16
PPD:33%
やっぱり、こっちの方が快適に近いようですね。
湿度が低いのが大きいと思われます。
でも、まだまだですよね。
作業着を脱いで、Tシャツになってみました。
ちなみに着衣量の算出方法は足し算です。
トランクス(0.1)+綿パン(0.5)+半袖Tシャツ(0.2)+長袖襟付シャツ(0.25)=1.05
上着を脱げば、0.8cloとなります。
PMV:0.92
PPD:23%
おっ、もう少しです。
タイピングを止めて、静かに座ってみました。
やったぁー。
PMV:-0.03
PPD:5%
快適状態になりました。
快適性は、気温と湿度だけで決まる訳ではありません。
気温だけをみて、窓を開けるのは考え物。
また風や着衣量、代謝(運動量)によっても大きく変わります。
すぐにエアコンを付けるのもいいけど、シャツを1枚脱ぐとか、扇風機を回すのも良いと思います。
特に忙しくなければ、寝ちゃうのが1番なんですけど・・・。
朝から怠け者のススメでした。汗
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