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朝から硬い話で恐縮です。
窓の断熱性能を高めるためには、フレームの断熱性能を高める必要があります。
このところのガラスの高性能化を見ていると思います。
「フレームには、まだまだ工夫の余地が残されているなぁー。」
最近は、樹脂とアルミの複合フレームから樹脂フレームに移行しつつあるようですね。
でも、その占有率はわずか15%なんだとか・・・。
まだまだですよね。
欧米の先進国はもちろん、中国や韓国にも大きく遅れをとっている。
この状況、皆さんはどう思います。
我が国の住宅ストックにおける断熱性能の割合を示したデーターです。
現行基準相当の家は、わずか全体の5%に過ぎません。
このレベルに満たない住宅が未だに建てられているというから驚きです。
最も、義務ではなくて推奨なんですから当然かもしれません。
そもそも、この基準が問題です。
上の資料では我が国の断熱基準最高等級の家と、欧米の家の省エネ性能を比較しています。
下から3番目が我が国の最高等級です。
そして弊社の家はその上に当たります。
新築住宅全体の3%に当たるとの事。
えっ、そんなに少ないの?
それでも欧米の普通の家と比べると、少し劣っているらしい・・・。
一番上の家はパッシブハウス相当の家でしょうか?
このような家は欧米だけで建てられている訳ではありません。
中国や韓国、台湾でもどんどん建てられているんです。
なんだか情けなくなりますよね。
正しいと判っていても、色々と理由をつけて実行しない・・・。
ホウ酸による木材劣化対策を行わないのと同じです。
既得権益者を庇っているのでしょうか?
国の護送船団方式は未だに健在なのかな?
そろそろ日本という国が『住宅後進国』であることを、国民はしっかりと認識する必要があると思います。
そして地球規模で考えた時、『省エネ・省CO2&脱化石燃料』という大きな流れを妨げているという自覚をもつべきでしょう。
高性能住宅に対する優遇税制や融資条件の緩和など、経済面の支援も重要だと思います。
でも何より大切なのは、正しい情報を得ることだと思います。
『家は寒いものでしょ。ガマン・ガマン!』
『寒ければストーブつけてコタツに入ればいいじゃん。』
なんて思っていませんか?
住宅供給者側に籍をおく身として、弊社もこうした現状を打破していきたいと考えます。
なんだか、大袈裟な話になっちゃいましたね・・・。
posted by Asset Red
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