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今日の練馬・板橋は変な天気です。
いきなり強い雨が降っていた来たかと思ったら、すぐに止んでしまいます。
もう降らないのかな?
なんて気を抜いていると、また降り出したり・・・。
この調子で1日続くのでしょうか。
『FPの家 K邸』
屋根工事が終わっています。
換気棟も、いつもより多めについています。
換気棟は、小屋裏の暖められた空気を排出するために設けます。
その数も目安が決まっていて、弊社ではその目安よりも若干多めに付けていました。
でも、最近はさらに増やしているんです。
その理由は簡単です。
上イラストによれば、外気温30℃・風速2.5m/Sの時の
①換気無し
②換気最低基準
③換気基準の倍以上
の3タイプで小屋裏温度を比較してみると、それぞれの温度は次のようになるそうです。
①61.4℃
②55.4℃
③50.1℃
随分違いますよね。
逆に冬は太陽の恩恵が少なくなるんですけど・・・。
樹脂サッシの取付も進んでいます。
網入りガラスは『アルミスペーサー』。
網なしガラスは『樹脂スペーサー』になっています。
この2つのスペーサー、冬になると地味に違うんですよね。
ガラスの周辺温度が2℃程度も違うとの事。
サーモカメラを覗かないとわかりませんけど・・・。
掃出し窓を見ていたら、いつもと違うハンドルがついていました。
てこの原理で、重いサッシを簡単に開けられるようになったそうです。
部分的に、アルミテープによる気密施工も始まりました。
筋違との取合い部分。
梁の継手部分、どちらも後でやると面倒になる部分です。
金物や筋違を取付ける前であれば、簡単かつ確実な施工が行えます。
さすが気密施工に慣れた大工さんです。
今回は、壁パネルの施工前にユニットバスの下見をしてもらいました。
いつもは壁パネルを欠き込んで吊架台を納めてもらいますが、今回は架台の爪位置を指示してもらいました。
合板パッキンを爪の分だけ除いておけば、切り欠く手間も省けますから・・・。
おっ、玄関ドアの取付が始まったようです。
下げ振りや水平器を使って、真っ直ぐに取付けています。
取付けている様子をじっくりと観察してみました。
前回の気密測定では玄関ドアの隙間の多さにびっくりしましたが、今回の玄関ドアは初めて使う新製品。
どんな風に出来ているのか、確かめてみました。
よくわからない写真ですいません。
フレーム部分にビスによる留め付けが多数あります。
カタログのイラストを拝借しました。
イラスト左下に『ビス留付穴が数か所』とあるのがわかるでしょうか?
もちろん、私が欠き込んだものです。
この赤丸部分を中から映したのが先程の写真です。
このフレーム、中空になっています。
下を見ると、こうなっています。
仮台(木材)の左側に見える四角い穴がフレームです。
そう、フレームの中は常時空気が出入りできる構造です。
イラストを見ると『サーマルブレイク構造』で、フレーム温度が室内に伝わらないようになっています。
だから温熱的には問題なし。
でも、先程のビス廻りから空気の出入りはないのでしょうか?
きちんと締まっている間は、大丈夫かもしれません。
でも少しでも緩んだら、漏気するのは確実です。
ここも、気密ポイントですね。
そして、中空フレームの穴もウレタンで塞ぐことにしました。
空気の出入りを少なくし、穴を塞いでおけば、安心ですから。
従来製品に比べて、『気密ヒレ』などパッキンの改良も見られました。
でも錠廻りについては、特に改善されていないようですね。
どの位の気密性能なのかな?
前回のドアは1.8㎠/㎡程度の気密性能でした。
これって、サイズが0.9m×2.3m(2.07㎡)の玄関ドアであれば
2.07㎡×1.8≒3.8㎠の隙間があるということを示します。
弊社のつくる家のC値は0.1~0.3㎠/㎡ですから、床面積100㎡であれば
大きく見積もって、100㎡×0.3=30㎠の隙間がある訳です。
玄関ドア1つの隙間が3.8㎠って大きいですよね。
12.6%に当たります。
できれば半分位に減ってると良いんだけど・・・。
気密測定の際には、別途確認したいと思います。
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