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『スケルトンリフォーム A邸』
ようやく、基礎工事が終わりました。
間取り変更に伴い、新たに布基礎を設けました。
既存の土を撤去し、防蟻処理を施した上に防湿シートを敷き込み、砂利で押えます。
これで、床下への水蒸気やシロアリの侵入が防げればいいんですけど・・・。
床束下部には、束石も設置しました。
当初は防湿コンクリートの打設も考えていました。
でも地盤補強を行えません。
コンクリート打設による地盤への負担増を避けるために、土から砂利への置換としました。
筋違による耐力壁を増やし、耐震性能の向上も図っています。
写真は、その為のアンカーボルトです。
柱の引き抜き荷重を算出し、必要耐力のアンカーボルトを随時設置しました。
イラストのように耐力壁に地震等の水平荷重が掛かった場合、耐力壁の端部には上向きの力と下向きの力が働きます。
上向きの力を基礎に伝え、柱が引き抜かれないようにするのがアンカーボルトの役目です。
既存基礎では土台の継手・仕口部分や耐力壁の端部等、あるべき所にアンカーボルトが配置されていませんでした。
こうした部分のアンカーボルトも、追加しました。
とならないように考えました。
いよいよ、木工事が始まります。
虫害のある部位を撤去・交換したり、欠き込みの大きい部位を補強したり・・・。
筋違を設置したり、梁を補強したり・・・。
もちろん、土台や柱・梁も追加します。
現状は、構造金物がほとんど取り付けられていません。
現行の耐震施工に合致した施工を行って、地震に強い建物にしなければなりません。
思った以上に基礎の精度が低いので、土台の水平を確保するのに手間取るかもしれません。
柱径も100mmしか無かったり、103mmあったりとバラバラです。
壁下地も苦労するだろうなぁー。
posted by Asset Red
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