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このところ、お客様から『階上音対策』に聞かれることが多くなったような気がします。
お子様が飛び跳ねたり、走りまわったりするドタバタ音を階上音と言います。
スリッパのパタパタ音や、椅子を引き摺る音も同様です。
階上のテレビや音楽が煩いなんてこともあるでしょう。
ドタバタ音を重量衝撃音(固体伝播音のひとつ)といいます。
これは床自体の重さや硬さをアップすることで抑えることが可能です。
下地合板を厚くしたり、梁成を大きく梁間隔を小さくするのが有効的。
弊社の場合であれば、床下地を予め28mmの厚合板にしています。
一般的に910mm間隔の梁間をもっと細かくすれば、さらに効果が上がります。
また、テレビや音楽を空気伝播音と言います。
壁や建具に重い材料を採用し、音の透過を抑制するのが良いでしょう。
建具や給排気口の気密性を高める事も効果的です。
防音ドアを採用したり、消音ダクトを使ったり・・・。
パタパタ音が厄介なんですよね。
軽量衝撃音(固体伝播音のひとつ)といいます。
床材を軟らかい素材にするのが有効と言われています。
畳やカーペット、クッションフロアー・コルクフロアーがこれに当たります。
無垢フロアーをお勧めしている弊社の場合は、床下地と床材の間に厚さ6mmの制振ゴムを挟んでいます。
ゴムとフェルトの複合材が、音の伝わりを抑制してくれます。
重量もそこそこあるので、音の透過も緩和できるし・・・。
よって空気伝播音対策になります。
合板と制振ゴムの間に、高比重石膏ボードを張るのも効果的です。
重量・軽量衝撃音対策になります。
サウンドカットと呼ばれる専用接着剤を併用すれば、効果は益々大きくなるでしょう。
不燃材に当たるので、防火上も有効ですよ。
上階音って、想像以上に不快なんだそうです。
上図に新築後やリフォーム後の『住宅の不具合相談件数』を示しました。
これによれば、2500件近くが床の事象です。
音に関することは全体の15%を占めるとか・・・。
弊社がつくる『FPの家』は気密性が高い分、外部からの音が入りにくくなっています。
家の中が静かな分、内部の音が気になります。
居心地の良い空間を実現するために、より一層の階上音対策に取り組んでいきたいと思います。
posted by Asset Red
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