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今日の練馬・板橋は快適です。
外気温28℃、相対湿度も30%台を推移しています。
毎日がこうだったらいいのに・・・。
築4年目のOB宅を訪問しました。
室内の湿度が下がらないそうです。
このところの蒸し暑さで湿度が80%近くになる日もあり、収納内にカビが生えてきたと言うのです。
由々しき問題です。
状況把握です。
まずは換気を疑ってみるべき!
そう判断して、測定器を片手にお邪魔させて戴きました。
こうゆう時、全棟換気風量測定を行っていて良かったと思います。
手元に風量測定器があるから、いつでも測定する事が出来ます。
経年変化がすぐにわかるので、何かと便利です。
当該建物は、延べ床面積110.13㎡の木造2階建て専用住宅です。
エアコンによる冷房を行っています。
まずは現状把握です。
室温設定は27.0℃、室内温度もほぼ同じでした。
床・壁・天井はほぼ同じ温度。窓だけが少し高温です。
相対湿度は55%程度になっていました。
日本住環境のルフロ400を採用し、設計上の必要換気量は132.16㎥/hとなっています。
建物完成時に測った風量は、ボリューム2.0で130.6㎥/h。
ボリューム2.5で162.6㎥/hでした。
換気回数で言えば前者は0.49回/h、後者は0.62回/hに当たります。
当時悩んだ末に、ボリューム2.5(外出時は1.5)を勧めました。
弊社では、全ての収納の天井に排気口を設けています。
収納内の空気が淀むのを防いだり、衣類防虫剤の成分が室内に流出するのを防ぐのが目的です。
新築時の風量が確保されていれば、収納内の空気の流れも確保出来ている筈です。
カビが生える筈もない・・・。
でも測定結果には問題がありました。
完成後に測った風量よりも、明らかに少なかったんです。
ボリューム2.5で136.9㎥/h、ボリューム3.0でも157.4㎥/h。
個々の収納の風量を見ると、明らかにバランスが良くありません。
排気口を見ると、埃が付着しています。
掃除のお願いをしましたが、この排気口にはフィルターがついて無いんですよね。
当然ダクト内にも埃は侵入します。
ダクト内側に付着した埃が圧損の原因になっているのかも知れません。
そろそろ、フレキダクトをスパイラルダクトに変える時期が来ているのかもしれませんね。
掃除の際に、掃除機のホースをぶつけてしまったのでしょうか?
排気口の開度が当初と変わっている箇所が4箇所ほどありました。
絞りを緩め、排気量を増やし、「ぶつけないようにしてください。」と軽く注意喚起に留めました。
取り敢えず現状を伝え、ボリューム3.0での使用をお願いしてきました。
その他の異常を発見することは出来ませんでした。
疑えばキリがありません。
植木鉢への水遣り。
洗濯機の上に置かれた乾燥機から延びる排水用ホース。
使用時は浴室に伸ばし、換気を強モードにしていると言っていたけど・・・。
ガスコンロから発生する水蒸気はレンジフードから排出されている筈だし・・・。
窓明け換気は控えてるようだし・・・。
もう少し外気温や湿度が高い時に、もう一度調査したいと思います。
しかし、今年はこの手の話が多いなぁー。
posted by Asset Red
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