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また台風が近ずいています。
雨が降ったり、止んだり・・・。
『FPの家 Y邸』
只今、大工さんの上がるのをひたすら待っている状態です。
あれれ
基礎の中に水が溜まっています。
当該建物は、道路との高低差を利用して地下室もどきを作ります。
床・壁にFPパネルを施工し、室内空間として使います。
その部分に水が入っては困るので、基礎の打継ぎ部分に防水処理を施したんですよね・・・。
それが仇になってしまいました。
今回採用した防水工法は、毎度お馴染みの『ビッグサン/GR工法』です。
ポリマーセメント系塗膜防水材に当たります。
エマルション樹脂とセメント系パウダーを調合した材料が使われ、シンナー等の有機溶剤は使いません。
特定化学物質障害予防規則の配慮を必要としない、環境に配慮した防水材なんです。
また施工に当たって火気を使用しないので、施工作業者・作業周囲の安全性向上も図れます。
施工面が湿潤状態でも、問題ありません。これが助かるんですよねー。
基礎内部の耐圧盤と立上りの打継ぎ部
基礎外側の耐圧盤と立上りの打継ぎ部
水の侵入の危険がある部位に、しっかりと施工しました。
施工中の水貫穴を耐圧盤に設けてあったんですよね。
いつもの水貫穴です。
上蓋は、床を塞ぐ直前に被せます。
上蓋は水を通さない構造になっているので、開けておけば雨水を排出する筈なんです・・・。
中蓋を開けたところです。
この上にステンレス網が張ってあり、シロアリの侵入を防ぐことが出来ます。
こんな構造をしています。
その特徴は以下の通り。
①コンクリート打設時に塩ビ管に付けて埋め込むだけの簡易施工。
②水は排出し、湿気は上がらない独自の構造。
③シロアリの通れないメッシュ金網を採用。
耐圧盤および防湿シートを貫通し、砕石地業の下まで塩ビ管が伸びています。
その下の地盤が排水してくれさえすれば、プールになる訳ないんですよね。
8畳間に降雨量2mm/hの雨×5時間掛けて溜まった雨を、約3.3時間で排水できる能力があるそうです。
って事は、降雨量が2mm/hを超えれば溜まり続けるってことですよね?
台風が来るし、相当量の水が溜まりそうですね。
晴れたら、ポンプを持って水抜きしないといけません。
倉庫から引張りださないと・・・。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
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