騙されていた!

昨日、改めて知った事を書きたいと思います。

以前にも絶対聞いている筈、でも忘れていました。

話を聞いていて

あーこの話、前に聴いたなぁーって思い出すんですよね。

いい話なのに・・・。

でも、今から書くのは初めて聞いた話です。

講師の松尾先生からも、写真撮影&SNS投稿OKを戴けたので正々堂々書きたいと思います。

エアコンの能力(適した畳数)毎の定格と最大能力を冷暖房それぞれで表しています。

定格能力とは部屋を十分に冷やしたり、暖めたりするのに必要な能力のことで、部屋の広さによって異なります。

また定格能力を発揮するときの消費電力を定格消費電力といいます。

赤が暖房、青が冷房です。

それぞれ濃色が最大能力、淡色が定格能力を示しています。

14畳用の前後で100Vから200Vになりますが、14畳に関しては両方用意しているケースが多いのでそれぞれを分けて評価しています。

あれれ

定格は畳数が大きくなる毎に大きくなっています、冷暖房ともにです。

でも、最大能力は違うようですね。

まずは暖房を見てみましょう。

6畳用と8畳用が同じになっています。

10・12・14畳用(100V)も同じです。

14畳(200V)以上の機種も同じなんですね。

つまり、実際には

6~8畳用

10~14畳用(100V)

14(200V)~26畳用

の3タイプしかない事になります。

そうであれば、それぞれのグループの中で小さいタイプを選べば良いことになります。

わざわざ高い費用を掛けて大きいタイプを選ぶ必要はありません。

冷房に当たっては、その差は微々たるもの・・・。

6~12畳用

14~26畳用

というところでしょうか?

価格差を考えると、信じられない事実です。

騙されていた・・・。

そもそも、この畳数表記はQ値20.0W/㎡・K程度の住宅の場合の目安なんだそうです。

弊社の場合であれば、新築住宅のQ値は概ね1.6~1.9W/㎡・Kになっています。

床面積100㎡の家であれば、外気温と室内温度の差が15℃の場合

Q値20.0W/㎡・Kの熱損失は30000Wとなります。

Q値1.6W/㎡・Kの熱損失は2400Wですから、その差は27600Wです。

前者を2.2kWhのエアコンで賄おうとすれば、13.6台必要となります。

でも後者であれば、1.1台つまり1台でほぼ賄えるんです。

この計算は熱損失の分だけですから、発生する熱の分を加える必要がありますけど・・・。

いずれにしても、相当な差ですよね。

機械の能力を偽り、広さの目安さえ住宅の外皮性能の向上に合わせていない。

これって売上至上主義のせい?

大きければ良いという訳ではありません。

大きい分高くつくし、送風運転が長くなって省エネになりません。

送風運転が続けば、湿気戻りもあるから快適ではなくなるし・・・。

建物に合った冷暖房計画をしようとしても、こうした現状では不可能ですよね。

メーカーの方、大至急改善してください。

お願いします。

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