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なんだかはっきりしない天気が続きます。
降ったり止んだり・・・。
『FPの家 Y邸』
こんな天気ですが、足場の架設を行いました。
前面道路に車を停めると、こんな感じです。
ガ-ドマンを配置し、交通整理をお願いしています。
雨の降っていない時間帯を有効に活用しないとなりません。
足場用の部材を置くスペースも無いので、土台上に仮置きして作業を行っています。
南側の戸建住宅との間は、こんな感じです。
足場のすぐ脇が隣地境界線になっています。
東側のアパート側も、こんな感じです。
足場板の上を歩くのも、大変そうな感じです。
北側道路は、こんな感じです。
電線が迫っていて、荷物の搬入にも苦労しそうですね。
西側通路はこんな感じ・・・。
なんとか、支障のない範囲で掛けることが出来ました。
良かった・・・。
段々雲行きが怪しくなってきました。
時折、激しい雨になります。
午後になると、雷も鳴り始めました。
無事、先行足場完成です。
足場に登って下を見ると、こんな感じです。
結構高い・・・。
そもそも足場って、建物の周りに設ける仮設物ですよね。
建物も無いのに、足場だけ建ってる・・・。
これって不思議ですよね。
最も、最近はこれが当たり前なんです。
先行足場と云います。
建設現場における死亡災害原因のトップが足場からの墜落・転落・飛来落下であること、ご存知ですか?
この状況は、半世紀余りにわたって変化していないそうです。
こうした永年にわたる足場からの悲劇をストップさせる方策が『先行足場』なんです。
少し大袈裟な言い方をすれば、先行足場の登場は我が国の安全の歴史上、画期的なことなんです。
建物が無い分、足場を架けるのが楽チンなんだそうです。
単管をぶつけて建物に疵つける心配もいりません。
でもその分、建て方時に足場が邪魔で材料の上げ下げがしにくかったりします。
もちろん、高所作業は足場がある分安全だし安心できます。
メリット・デメリットは色々あるけど、やはり安全を最優先している訳です。
2階床・3階床に構造用合板を仮置きして作業床とする工法も、すっかり定着しました。
構造上の安全性を高めつつ、作業の安全性も高めることが出来ます。
先行足場と作業床の採用で、事故の数か減ってればいいんですけど・・・。
幸いな事に、弊社では事故の経験がありません。
でも、高所作業をしていて怖い思いをすることは減ったと感じています。
でなけりゃ、怖くて建前に参加することなんて出来ません!
明日、1階部分の建前を行います。
そして残りは明後日に行います。
そうそう、敷地内に重機を置くスペースがありません。
そして、前面道路に重機を据え付けることも出来ないんです。
まさかの手揚げ・・・。
いえいえ、こんな場合には頼もしい新兵器があるんです。
ガーターレールと云います。
足場の高い位置に設置されています。
長手方向に取付けられたレールの中を、直交して配置された滑車の付いたビームが滑るようになっています。
ビームに繋がったロープを引っ張れば、意外と簡単に動かせるんですよね。
ビームには電動ウィンチが付けられていて、フックに吊るした荷物を上げ下げ出来るようになっています。
ゲームセンターにあるクレーンゲームの要領で、ビームを手で動かし、電動ウィンチで材料を揚げ、配置したいところまで運ぶことが出来るんです。
ただし、予め材料を足場の中に移動しておかないとなりません。
1階で使う材料は1階に。
2階で使う材料は2階に。
3階に使う材料は3階に。
屋上で使う材料は屋上に・・・。
明日の建て方前に、これらの材料を荷受けし、配置しなければなりません。
大変だと思います。
せめて、天気が良ければいいんですけど・・・。
テルテル坊主くん、よろしくお願いしますよ―。
posted by Asset Red
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