申し訳ありません。

残念です。

お客様に、ご迷惑をお掛けすることになりました。

弊社がお勧めしている防火樹脂サッシは『エクセルシャノン』のシャノンウインドゥです。

高い断熱&気密性能と、メンテナンスの良さが売りなんですよね。

防火設備に認定されています。

自信を持ってお勧めしていたのに・・・。

先日の事です。

弊社担当が来社され、何か所かある工場のひとつで、手違いによる『防火設備(引違い窓)クレセントの取付間違い』が発生したという報告を受けました。

ガーン

東北シャノン株式会社で製造された『EB-1283-1およびEC-0172-1』が該当するようですね。

網入りLow-E複層ガラスを入れた『シャッターが付かない引違い窓』となります。

弊社の場合、シャッターを付けるのが当たり前。

非常用侵入口に変わる窓でもない限り、該当する窓を採用することはありません。

それなら、問題なさそうだな・・・。

と安心していたんです。

ところが・・・。

「該当するサッシが、1件2窓あります。」

「えっ

電動でスラットの開閉を行い通風・採光が可能なシャッターを採用したお宅の窓が、これに該当するそうなんです。

残念ながら、こうしたシャッターは防火設備として認められていません。

だから、内側の窓単体で防火を取るしかありません。

俄然、本気になって聴きました。

「何がどう違うの?」

写真右側のクレセントが正しいものとなります。

左側は、非防火窓で採用しているクレセント。

右側の方が金属による補強部分が大きいですね。

困ったことに、仕上がってしまうと全く同じデザインです。

認定以後、防火窓と非防火窓のクレセントが違うことを認識していなかった時期があったようですね。

知らずにうっかり取付けてしまった・・・。

という単純ミスのようです。

うっかりミスとはいえ、大問題です。

むしろ『根の深い問題』と云えるかも・・・。

認定条件と異なる仕様で製造・販売していることになります。

「念のため、耐火試験を行いました。」

「左側クレセントでも、認定基準を超える耐火性能を有している事は確認しています。」

万が一火事になっても、両者の耐火性能に違いは無いということです。

ひとまず、安心しました。

でも、間違いは間違い。

取替え対応が必要となります。

説明の為の資料を戴き、今後の進め方を確認しました。

そして昨日、この件をお客様に説明しました。

経緯と対応策を簡単に説明し、とにかくお詫びです。

「メーカー担当者が直接会ってお話したいと言っています。」

「もっと詳しい話を聞ける筈です。」

「事前に伺う日程を調整させてください。」

「ちなみに工事時間は30分程度となります。室内に交換要員と報告書用の写真を撮影する要員2名が入ることになります。」

「本当に申し訳ありません。」

無事ご理解戴けました。

あとは、速やかな対応を願うばかりです。

それにしてもがっかりです。

メーカーとして、しっかりとした『品質管理』をして欲しいですよね。

posted by Asset Red

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