blog
世間様の3連休は昨日で終わりました。
でも弊社の場合は飛び石連休の谷間なんです。
さあ!
前回の続きです。
同じ温度の鉄と木に触れた時、体感温度は大きく違います。
この違いは何によって決まると思いますか?
それは『熱の移動スピード』の違いなんです。
鉄は『熱を伝える力(熱伝導率)』が大きいので、熱が体から速く移動し冷たく感じます。
木は鉄よりも熱伝導率が小さいので、熱はゆっくりと移動し冷たく感じません。
このように、同じ温度でも体から逃げていく熱の移動スピードの違いによって、体感温度は変わるんです。
熱の移動スピードを変える要素は4つあります。
この4つの働きにより、温度は同じでも体感温度は異なります。
まずは、体感原理の基本を環境工学的な観点から整理してみましょう。
まずは復習です。
Q.同じ温度の鉄と木。触ってみると鉄の方が冷たいですよね。何故?
ものを触ると熱は手からものへと移動します。
これが『伝導』です。
鉄と木は熱伝導率(熱を伝える力)が違います。
これが大きい鉄に触ると、熱が速く移動し冷たく感じるんです。
Q.夏、トンネルの中はひんやり涼しいですよね。
でも気温はトンネル内外とも30℃、同じ温度なのにどうして?
直接触らなくても、温度の異なるものの間で熱は移動します。
これが『放射』です。
トンネルは土に覆われていて、内側の表面温度が低く、そこから冷たい放射によって体の熱が奪われ、涼しく感じるんです。
続く・・・。
何回かに分けて、ご紹介しています。
旭ファイバーグラス㈱
体感原理
というパンフレットから、その一部を抜粋・転載させてもらいました。
気が短い方は、ネットで検索してみてください。
見つけられると思いますよ・・・。
posted by Asset Red
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分