ホウ酸が使われています。

昨夜、知人が弊社を訪ねてきました。

思いの外、話は盛り上がり、ちょっとだけ情報交換および情報共有をすることもできました。

たまには、こんな時間も良いですよね。

「お邪魔しました、そろそろ帰ります。」

と云いつつ、手渡されたものがあります。

「こんな製品も取り扱っています・・・。」

ご紹介させていただきます。

国交大臣認定

不燃・準不燃木

不燃認定の檜・杉の無垢板および、準不燃認定の檜・杉の無垢材です。

軒裏や羽目板などの内外装に使用することができます。

前者は、風合い豊かな無垢材を12~50mmの厚さに製材して使用。

様々な特徴を持ちます。

①地球環境を配慮し、国産材を使用する事でウッドマイレージにも貢献します。

②ホウ酸浸漬工法を採用し、自然乾燥および低温型乾燥システムの併用で素材に余計な負担を掛けません。無垢材の素材感を損なわない仕上がりです。

③大規模な設備を要しない為、安定感のある低価格を実現しています。

④板厚は12~50mm。羽目板だけではなくルーバー材・枠材への対応も可能です。

⑤コーンカロリーメーターによる品質確認を行う、安定度の高い高品質製品です。

別注で、カラー指定も出来るようですね。

また後者は、6mm厚の準不燃処理をした無垢板と準不燃材料(PB9.5mm等)の組合せにより準不燃認定を取得しています。

手軽な施工&低価格で無垢材を使った空間造りを実現可能です。

双方とも受注生産です。お好みのサイズに加工出来るようですよ。

そうそう、不燃・準不燃材料についても書いておきます。

不燃材料・・・建築材料のうち、不燃性能に関して国が定める技術的基準に適合し、国土交通大臣の認定を受けたもの。

通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後20分間、燃焼せず、変形・溶融・亀裂など防火上有害な損傷を生じず、避難上有害な煙やガスを発生しない不燃性能が求められます。

準不燃材料・・・建築材料のうち、不燃性能に関して国が定める技術的基準に適合し、国土交通大臣の認定を受けたもの。

通常の火災による火熱が加えられた場合に、加熱開始後10分間、燃焼せず、変形・溶融・亀裂など防火上有害な損傷を生じず、避難上有害な煙やガスを発生しない不燃性能が求められます。

認定取得の為の試験は、以下のように行われるそうです。

①国が定める検査機関に4検体を提出します。

②ある温度・湿度を一定に保たれた容器で10日ほど保管後、試験を行います。

③試験方法は国際基準(ISO)に準じます。

1.コーンカロリーメーターを用いた発熱量測定

2.検査官による目視

3.マウスを使った実験

上記により性能を確認したら、その結果を表会員会にかけ、国交省で最終審査を行い認定番号が発行されます。

ホウ酸を使った浸漬方法とは、こんな感じです。

これも、ホウ酸の持つ不燃・難燃性のお蔭ですね。

ホウ酸を木材内部までたっぷりと浸透させることで、腐朽菌・シロアリ対策にもなります。

1粒で3度おいしい・・・。

仕上げに木材を使いたい。

でも、不燃材じゃないから使う事が出来ない・・・。

腐ったり、シロアリに食べられるのも心配だし・・・。

なんて諦めていた方には朗報ですね。

私も使ってみたいと思います。

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