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空も暗く、いやーな感じの空模様。
なんだか寒いですね。
そろそろ冬の作業着にしないとならないかも・・・。
『FPの家 Y邸』
朝から、FRP防水の施工が行われています。
写真は昨日撮った、屋上の防水下地です。
箱樋・一般部ともに、表面には厚さ12mmのケイカル板が貼られています。
天気予報を見ると、曇時々晴れ。
夜から天気が崩れるようですね。
大丈夫、間に合います。
雨が降る前に、防水工事完了の予定です。
意気揚々と、材料を拡げて作業を開始。
作業を始めると、雨粒が落ちて来ました。
えっ!ウソでしょ?
箱樋部分にドレン用の穴&オーバーフロー管用の穴を明けていました。
雨粒の跡、見えますよね。
立上りと床の取合い部や入り隅部には、面木を取付けました。
ここで、作業は一旦中止です。
防水下地が濡れてしまうと、プライマーを塗ることができないからです。
無理に塗っても剥離しちゃいます。
下地に含まれた水分が蒸発すれば、防水層に気泡が出ることもあります。
だから、雨の日の施工はNGなんです。
幸い、3階部分のバルコニーは庇の下。
廻りをブルーシートで覆っています。
「ヨシ!下地は全く湿っていない。」
作業を続けることにしました。
まずは下地のジョイントに凹凸がないかどうかを確認します。
凹凸があれば、サンドペーパーを使って平らに均します。
そしてケイカル板と手摺壁下地にプライマーを塗布します。
塗布したら、専用のパテでジョイント&ビス頭を埋めていきます。
「あれ、パテ処理って必要なんですか?」
施工マニュアルには、パテ処理が必要とは書いてありません。
「別のメーカーのマニュアルには書いてあるんだよね。」
「だから、一応やっています。」
「やっておけば、ジョイント部分や釘穴が凹むこともないでしょ。」
なるほど・・・。
「他にもやってる人いるの?」
聞いてみました。
「オレと友達の2人くらいかな。」
そうなんだ・・・。
この後、現場を離れました。
でも、いつもの手順で施工しているはず。
①ガラスマットをバルコニー床に合わせて切り、敷き込み、FRP樹脂を塗布してローラーで下地に密着させます。
②この時、専用の脱泡ローラーを使いガラスマットの中の空気を除去しなければなりません。
入り込んだ空気が残ったまま樹脂が硬化すれば、下地と防水層は密着しません。
③これにて、1層目の作業は完了です。
④2層目と密着するように、表面をきれいにケレンします。
⑤2層目のガラスマットを敷き込み、1層目と同様の作業を行います。
⑥1層目同様にケレンを行い、表面を均します。
現場に寄って覗いてみると、ケレンが終わったところでした。
樹脂の下に、パテが透けて見えます。
表面は既に固まっていました。
後は、この上にトップコートを塗って完成です。
屋上の方は、日を改めて施工しなければなりません。
幸い雨も止んでいます。
というか、さっきの雨が直ぐに止んで以降は降っていないんです。
なんだよ・・・。
以前であれば、湿った下地をバーナーで炙って乾かすなんて『荒っぽい職人』もいたそうです。
勿論、弊社の現場ではありません。
危ないですよね。
やめて欲しい。
建築途中の木造住宅に火をつかうなんて・・・。
さすがに最近は、無くなったようですね。
「炙り過ぎて、火事になった現場があったらしいよ。」
えっ!マジで・・・。
秋晴れが続けばいいのに・・・。
posted by Asset Red
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