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天気予報とは違い、曇空の練馬・板橋。
今にも、雨が降って来そうです。
『FPの家 Y邸』
先日の『いきなりの雨』で施工出来なかった、ルーフバルコニーの防水工事を施工しています。
1層目のFRPを敷き込み、樹脂を染みこませ、ローラーで空気を抜きました。
壁の立上り部分は床から300mm。
立上りの低い部分は、念のため天端まで塗り込んでいます。
箱樋部分だってもきれいに施工されています。
この後、2層目の施工→トップコート塗装と行います。
雨が降ったって、もう大丈夫です。
別の職人さんき、外壁に透湿防水シートを張っています。
FPロゴマークの入った銀色のシートは、遮熱&透湿・防水性能を持っています。
水は通さないけど水蒸気を透すのは当たり前、このシートは太陽の熱を遮ることも出来るんです。
もっと凄いことがあります。
一般的な透湿・防水シートの防水性は10年保証、でもタイベックシルバーは20年保証品のため、より安心が長続きします。
30年後の性能を見るとビックリします。
他社製品はもちろん、白いタイベックシートを遥かに上回る防水性能を持っているなんて・・・。
凄過ぎる!!
そして、防蟻防腐剤対策もされています。
防蟻防腐剤対策?
何のことかわからないですよね。
もう随分と前から、透湿防水シートの上に胴縁を打ち付け、通気層を設ける『通気層工法』が当たり前になっています。
この時打ち付ける胴縁を『通気胴縁』と云いますが、腐朽菌やシロアリの食害を怖れ『防腐処理』された木材を使うことが多いんです。
でも、木材に薬剤を染みこみやすくするために塗布する界面活性剤の影響で、透湿防水シートの防水性が無くなってしまう・・・。
外壁合板に塗布する防蟻剤もまた、同様の影響があるようですね。
もっともこちらの方は、充分乾いてから貼れば問題ないようですけど・・・。
そうした原因で起こる漏水が、結構多いみたいですよ。
いち早く、こうした問題を解決したのがタイベックシートという訳です。
それでも、15%程度は性能低下するようですね。
最近は、防腐胴縁を使わない工務店も増えているそうです。
でも胴縁が腐るのも心配ですよね。
そこで弊社では、防腐胴縁を使いタイベックシルバーを採用しています。
ここからは、施工の様子となります。
窓廻りには防水テープが貼られています。
そして、その上にシートを貼り付けます。
防水テープ・透湿防水シート等の漏水に関わるモノは、全て下から上に張っていきます。
写真のように防水テープをジョイントする際は、下を先に張り、充分な重ねを取った上で上にテープを張らなければなりません。
あれれ?
シートにマジックで線が書かれています。
どうやら、下地となる柱や間柱の位置をマークしているようです。
胴縁を釘で留め付ける際に、柱・間柱を外さないための工夫のようですね。
下地に合板を張っている場合は、柱・間柱を外しても釘が効いてしまいます。
でも長い目でみれば、合板にだけ留まっている施工は良くありません。
こうした工夫は、実にありがたいですね。
透湿・防水シートの施工も、本日終わる予定です。
これで、雨の心配もいりません。
posted by Asset Red
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