思うところがありまして・・・。

昨日の午後は、バタバタでした。

LIXILからスタート、ダイキン工業そしてガデリウス。

メーカーの方に来て戴いて、色々なお話を聴かせていただきました。

メインの話はそれぞれ、社内紹介制度の話やエアコンの製品紹介、熱交換換気と多岐に渡り色々と新しい知見を得られたかな・・・。

今回は、紹介制度の話を聴いて思ったことを書きたいと思います。

色々と思うところがありまして・・・。

特に新しい制度とは思いません。

家を建てたいと思った社員に対して、数社のハウスメーカーや有力ビルダーそして地域工務店(以下、メーカー)を推薦します。

弊社も、その工務店の1社に入っているそうです。(へぇーっ、そうなんだ。)

推薦されたメーカーの中から3社ほど選び、造り手を決め、契約に至れば各社各様のメリットが受けられる仕組みです。

LIXIL側からは、自社製品の採用条件に応じてポイント還元(キャッシュバック)があるようですね。

そして、メーカー側からのメリットを受け止めることも出来るという訳です。

「今のところ、御社の紹介ページのメリット欄は空白になっています。」

ハウスメーカー等のメリット欄をチラ見すると、本体工事費の3%還元とか書かれています。

「相変わらずですね。3%分を予め盛り込んでおいて、それを値引きしたって意味ないじゃないですか。」

「ちなみに弊社では、値引き対応は行いませんよ。」

「御社製品の採用も住設に限られると思いますし・・・。」

声を掛けてもらえるのはうれしいと思います。

でも、値引きを大々的にエサにしているメーカーの中から、弊社を選んでくれるのかな?

恐らく、メーカーと常日頃遣り取りをしている営業職の方々は、この制度を使わないでしょう。

もっとメリットのある契約の仕方をご存知だと思いますから。

こうした制度を利用するのは、内勤の方や工場勤務の方なんでしょうね。

もっと、メーカーの特徴を詳しく説明する欄があればいいのに・・・。

各社のHPにリンクを貼るのもいいですよね。

いづれにしても、この『値引き商法』は問題だと思います。

高級製品を値引きしてもらい、割安で購入できる。

きっと、そう思っている筈。

でもしっかりと見極めないと、『ハズレくじ』を引く事になりかねません。

『性能の低い(耐震・断熱・気密・耐朽・耐蟻性の低い)高額製品』を高級品と勘違いしているかも知れません。

売値が高い=高級ではありません。

もちろん、有名(TVCMやラジオCM、雑誌掲載等々・・・)=高級でもありません。

性能が高い=高級、つまり価値の高い家=高級だと思うんです。

だからこそ、性能と売値のバランスを見極めることが肝心です。

例えば性能90/売値100の家=90/100=0.90です。

性能100/売値90の家であれば、100/90=1.11になります。

性能110/売値100の家も、110/100=1.10ですよね。

やはり、1.00を超えていないといけません。

では

性能90/売値100-値引き3%の家はどうでしょうか?

90/97=0.92、やっぱりお得とは言えません。

えっ、デザインですか?

重要だと思いますよ。

それも性能の一部だと思います。

企業の規模や歴史、ブランドイメージだって高級の必要要件でしょ?

そんな方は大手ハウスメーカーを選べば良いでしょう。

知人に見栄も張れますしね・・・。

でも、寒い思いをするかも知れません。

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