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11月7日、昨日は『立冬』でした。
秋が極まり冬の気配が立ち始める日。
『暦便覧』では、「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と説明しています。
言い換えれば秋の極みともいえ、実際に多くの地域ではまだ秋らしい気配が残っています。
紅葉の見頃だってまだまだです。
秋分と冬至の中間で、この日を境にだんだんと夜が長くなっていきます。
暦の上では立春の前日までが冬となります。
湿度・気温ともに下がり、暖房機器の使用が増え、火事が多くなる季節が始まります。
住宅火災を起こさないよう、注意を怠らないようにしないといけません・・・。
ご存知ですか?
住宅火災の出火原因は、身近なものがほとんどなんです。
2017年4月25日、消防庁防災情報室の発表した『住宅火災の原因別出火件数』をご覧ください。
2016年1月~12月における火災の概数となります。
1位・・・こんろ/2077件
2位・・・たばこ/1442件
3位・・・放火+放火の疑い/1226件
4位・・・ストーブ/914件
5位・・・配線器具/515件
こんろは、消し忘れと衣服に火が燃え移る『着衣着火』が主な原因です。
そしてたばこの不始末や放火に次いで多いのが、ストーブ。
この原因は、毛布などへの燃え移りが多くなっています。
阪神・淡路大震災は冬に発生したため、ストーブなどの暖房器具からの出火が多かったようですね。
住宅密集地では、隣家から隣家へと火が燃え移り大規模な延焼火災となってしまいました。
火災のリスクを減らすためには、火を使わないことが有効です。
ガスコンロをIHヒーターにする。
ガス給湯器をエコキュートにする。
燃焼型ストーブをエアコンにする。
うっかり出火を防ぐことが出来ます。
住まいの耐火性能を向上するのも効果的。
隣家との間に木を植えるのも良いでしょう。
もらい火も防げるし、万一の出火の際には被災を最小限に抑えることが可能です。
でも、せっかく防火シャッターを採用しても、シャッターを閉めなければ『宝の持ち腐れ』です。
火災のリスクを常に意識した生活が、一番大切だと思います。
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