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変な天気ですね。
暖かいんだか、寒いんだかわかりません。
『FPの家 Y邸』
瑕疵保険の防水検査を受けました。
透湿防水紙の施工が終わり、外壁仕上げを行う前のタイミングで行う検査です。
施工不良による雨漏りを防ぐためには重要だと思います。
ちなみに2000年以降の約29万件の低層住宅に対する瑕疵の9割が雨漏り・・・。
それなのに、防水検査はオプション扱いなんですよね。
合格していなくても、保険を使って修繕することが出来るなんておかしいと思いませんか?
当然、検査は合格しました。
やる事をキチンとやっていれば、検査時に指摘を受けることはありません。
だったら、検査なんてやらなくてもいいじゃん!
検査料だって、余計に掛かる訳だし・・・。
と云う方が多いのかもしれません。
でも、かなりの数の雨漏りが起きているんでしょ?
瑕疵保険会社の方も、良く考えて欲しいと思います。
検査が合格したので、外回りの作業をドンドン進めてもらいました。
今回は長さ6尺のシーリングレスタイプを採用しました。
置場に苦労しているので、ちょうど良かった・・・。
長いタイプだと道路に置くしかありません・・・。
土台水切を取付けます。
通気胴縁&通気大貫は、防腐処理をした杉材を使用しました。
大貫はサイディングのジョイント部分と出入隅部分、胴縁はそれ以外の部分に455mm間隔で留め付けます。
外壁合板には留めず、柱・間柱に留めなければいけません。
その為に、遮熱・透湿・防水シートを貼る際に下地の位置をマークしているんです。
下端には、土台水切&スターター金物を取付けます。
通気胴縁の間に設置している黒いモノが『防虫ベンツ』です。
樹脂で出来た、段ボールのような穴の明いたパッキン材です。
これを取付けることで、通風の妨げにならないのに虫やコウモリなどの侵入を防ぐことが出来ます。
通気層の厚さに合わせて、厚さを調整することが出来ます。
21mm→18mm→15mmの3タイプに対応可。
今回は18mmですから、1層だけ剥がして使います。
通気層を通り道にして、小屋裏に巣をつくるケースが多発しているそうですよ。
建物内に悪い虫を寄せ付けないための工夫です。
コーナー部分に出隅役物を取付けたら、サイディングを張っていきます。
スターターの爪にサイディングを載せていきます。
引っ掛け金物を胴縁に留め付け、そこにサイディングの片実を挟み込みます。
サイディング同志に目地はありません。
でも出隅約物とのジョイントにはジョイナーを取付け、後日シーリングを行います。
この作業を繰り返していきます。
どんどん張りあがっていきます。
天気が続くといいんですが・・・。
何しろ、背高のっぽの建物です。
上に行けば行くほど、サイディングを上げるのが大変になります。
しかも今回の職人さんは、一人きり。
自分で持ち上げて運ぶしかありません・・・。
早く終わるといいなぁー。
posted by Asset Red
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