床下の利用法

11月10日は『いいトイレ』の日。

朝のブログで紹介させていただきました。

現場に向かう車のラジオで聞いたんですが、別の日でもあるんですね。

ナント、『川口の日』。

11と10を横に並べると、川と口になるからなんだそうです。

川口市在住の私だからという訳でもありませんが、こちらの方が納得出来ます。

『FPの家 Y邸』

少しずつ、工事が進んでいます。

前にも書かせてもらいましたが、背高のっぽの3階建てです。

ペントハウスとルーフバルコニーがあり、床下にはかなり広めの収納庫が設けてあります。

ご存知の方も多いとは思います。

FPの家は基本床断熱です。

最近よく耳にする『基礎断熱』とは違い、イラストのように床で断熱を行うため、床下は家の外になるんですよね。

写真は、脱衣室の床に設けられた点検口の蓋です。

かなりしっかりとした蓋になっていて、気密性を確保出来る構造になっています。

そしてコレを開けると中に断熱蓋があります。

つまり、蓋を2回開けないと床下に入れない構造になっているんです。

これは先程書いたように、床下と床上の間に断熱・気密ラインがあるからなんです。

そこを出入りするためには、断熱・気密性能の高い点検口を設けなければなりません。

上の写真が、床下収納庫への出入り口となる点検口です。

ステップも作るので、出入りしやすいと思います。

かなり大きいのがわかるでしょ、広さも6帖暗いあるんです。

でも、この点検口の蓋は断熱・気密構造にはなっていません。

何故なら、収納庫の床・壁の外側で断熱・気密ラインを取っているからなんです。

つまり床下収納庫と上にある主寝室は、同じ断熱・気密ラインの中にある訳です。

だから、暑い・寒い外気をシャットアウト出来ます。

でも、問題はあります。

冷たい空気は下にいき、暖かい空気は上にいくという空気の性質です。

床下収納と主寝室の境となる天井&床は断熱・気密構造になっていません。

当然、そこからの空気の出入りは行われます。

床下で暖房でもしない限り、必然的に床下温度は寒くなってしまうでしょう。

暖房器を設置できるように電源は用意しています。

これを稼働すれば、床下暖房になります。

でも、たぶん使わないでしょう。

そこで、換気システムを利用する事にしました。

換気システムから排気ダクトを持ってきて、収納内の低い位置に排気グリルを設けることにしたんです。

排気を行えば、床に溜まった冷気を排出することが出来ます。

そして主寝室の床には、給気グリルを設置します。

写真のような木製のグリルです。

材種はオークですから、そんなに違和感ないと思います。

グリルの奥には、ステンレスプレートが入っていて閉じることも可能です。

小さな穴が明いているので、ゴミは落ちません。

でも、ずっと開けておくと思いますが・・・。

冷気を排出すれば、床下の空気は薄くなります。

そうすれば主寝室の暖かい空気が、ここから入ってくるという訳です。

淀んだ空気を残しておくと、カビの原因にもなりますからね・・・。

しっかりと機能してくれるといいんですが・・・。

もちろん、床下の壁・床に設けた断熱層の外側には空気層を作っています。

基礎コンクリートから放出された水蒸気はココを通って基礎パッキンから排出される仕組みです。

基礎のコンクリートからの水蒸気は数年続きますから・・・。

対策を怠るとカビの元になってしまいます。

posted by Asset Red

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