えっ、そうなの?

こんな記事を見つけました。

文部科学省が全国の公立小・中・高生を対象に、初のアレルギーの実態調査を行った結果を公表しました。

食物アレルギーが約33万人
喘息が73万人強
アトピー性皮膚炎は69万人強

一学級を40人とすれば
食物アレルギーの児童・生徒はクラスに1人、喘息は2・3人、アトピーは2.2人という数字になります。
凄いですよね。

食物アレルギーは別として、喘息・アトピー性皮膚炎の原因は教室の空気環境・温熱環境にあると予想できます。

確かに、昔の教室は寒かった・・・。

次のデーターをご覧ください。

2002~2008年の間に近畿大学岩前教授の研究チームで行われた『住まいの居住者健康性に関する影響を明らかにすることを目的とした調査』の結果となります。

最終的には2万人超の協力が得られたと言います。

転居後の住宅の断熱グレード3・4は、現行住宅性能表示基準における断熱等級3・4に相当します。

少し古いデーターですが、およそ5000万戸と云われる住宅ストックの断熱性能を示したグラフとなります。

上図の平成11年基準がグレード4に当たります。

全体に占める割合はわずか5%に過ぎません。

そして平成4年基準がグレード3となります。

シェアは若干増えて19%。

グレード5は、4よりも高い性能をもった家となっています。

実は弊社が加盟する『FPの家グループ』もこの調査に協力していました。

グレード5の中に、これらの建物が含まれている訳です。

当グループがつくった家の調査結果が上グラフとなります。

縦軸は、転居前に感じていたそれぞれの症状を100%とした時の、新しい家に転居して症状が出なくなった割合を示しています。

症状が出なくなった訳ですから、明らかな健康改善と云えます。

統計的に有意であった全ての症状の結果において、新しい住まいの断熱性能が高い程、健康改善効果が高いことが明らかに示されている。

公立の小・中・高校生って、寒い環境にいるんですね。

健康と関連性が高いと思われている要素に

飲酒

喫煙

運動

の3つがあります。

小・中・高校生であれば、飲酒&喫煙はしていない筈ですよね。

そして運動不足も無い筈・・・。

いかに寒い環境が悪い影響を与えているかがわかります。

当然、換気も影響しているでしょう。

児童・生徒達の健康を守るために、学校施設の温熱&空気環境の改善が求められていると思いませんか?

省エネにも繋がるし、良い環境は勉強意欲にも繋がると思うんですよね・・・。

posted by Asset Red

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