続・ゴムのようなもの

世間様は3連休ですね。

でも弊社は飛び石連休の真ん中なんです。

だから、作業を行っています。

『スケルトンリフォーム A邸』

木曜日に引き続き、シーリング作業が粛々と進められています。

昨日は晴天だったので、マスキングのやり直しはありませんでした。

朝一番でサイディングやサッシ枠等にプライマーを塗布し、シーリング作業開始しました。

シーリングは、通常上から下に行います。

写真は板間部分です。

シーリング施工前を良く見ると、板と板の間に金属が挟んであるのが見えると思います。

これをハット型ジョイナーと云います。

イラストのように凸型をした金属性の凸部に、ボンドブレーカー処理が施されています。

これが極めて重要なんですよね。

サイディング同志を接着するのがシーリングの目的ですが、この時裏の防水シートとシーリング材がくっついてしまえば、サイディングに力が加わった際にシーリングが破断する怖れがあるんです。

これを3面接着と云います。

2面接着であれば、シーリング材はサイディング同志しか接着していないから、伸縮することで破断を防ぐことが出来ます。

ボンドブレーカーとはシーリングが接着しないようことを指しています。

つまり凸部にボンドブレーカー処理をしたハット型ジョイナーを配置すれば、3面接着を防ぐことができるんです。

入隅やサッシ廻りには、P型をした片ハット型ジョイナーを使います。

でも配管廻り等には、ハット型ジョイナーは使えないんですよね。

もちろん3面接着は厳禁です。

こうした場合には、バッカーとかバックアップ材と呼ばれる紐状の発泡樹脂を使います。

これをシーリングする場所に入れ、上からシーリングを行えば3面接着にはなりません。

排水管

CD管廻りには、こうした処理がおこなわれるんです。

入隅部分には、片ハットが入れられ、シーリングが行われました。

シーリング工事完了です。

しっかりと固まるまで、数日間の養生期間を経て外部塗装を行います。

いよいよ、足場解体の日が近づいてきました。

天気が続くことを願います。

posted by Asset Red

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