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時々ネット検索で弊社に電話をくれる方がいます。
『地域密着』とか『練馬 注文住宅』というキーワードが多いようです。
昨日の午後に伺ったお宅も、そのうちの1件でした。
以前に外壁のタイル目地の割れを直す機会を戴きました。
そして前回、台風被害によるコロニアル屋根の棟包の補修を行いました。
下地のスギ板が劣化して釘が効かない状態でしたから、強い風で吹き飛んでしまったと思われます。
他の外れそうな釘も締め直しておきましたが、念のため下地板の交換を勧めてみたんです。
見積書を提出すると、早速修理依頼を戴きました。
でも、このところの『板金業者の繁忙期』の影響で中々修理を行うことが出来ません。
そうこうしているうちに、新たな依頼メールが届いたんです。
どうやらバルコニーからの漏水のようですね。
竪樋の詰まりもあるようです。
お時間を頂き、現状確認をしてきました。
恐らく、ベランダ笠木からの漏水かと思われます。
御見積書を作るよう依頼されました。
大手ハウスメーカーで20年ほど前に新築された方なんですよね。
随分前に、そのメーカーは倒産しました。
それ以降は外壁の塗り替えをした程度で、あまりメンテナンスにお金を掛けていないご様子。
「どこに声を掛けて良いのか、わからなかったんだよね。」
「まさか、潰れるとは思ってなかったし・・・。」
しっかりと出来た家だと思います。
中々良い仕上げ材を使っています。
構造だって、しっかりとしていると思います。
手刻みに拘っていたメーカーです。
でも弊社の家であれば、築20年程度でこんな事にはならなかったでしょう。
タイル目地の割れ・漏水・棟包の外れ・・・。
ご主人も零していました。
シングルガラスは結露が酷いし、地震が来るとグラグラ揺れるのがわかります。
「20年後にこうなっちゃう家だと判っていれば、買わなかったのにね。」
「こんなにメンテナンス費用が掛かるとも思わなかったよ。」
「工務店選びって大切なんだね・・・。」
「とにかく今は、御社だけが頼りです。宜しくお願いします・・・。」
いえいえ、こちらこそよろしくお願いします。
日本住環境のカタログに載っていたものを転載させて戴きました。
氷山って、海水面に出ているのは全体のほんの一部なんですよね。
だから『氷山の一角』なんて諺があります。
この話を換気システムの採用基準に例えているんですけど、これって家づくり全般にも言えるんです。
家を建てようとする際に比較されるのは『イニシャルコスト』です。
工事費(手間+材料費+運搬費等の経費)を言います。
仮に、内外装のグレードが同じ家が2件あったとします。
坪40万円×30坪の家のイニシャルコストは1200万円になります。
かたや坪50万円×30坪のそれは1500万円、どちらを選ぶでしょうか?
内外装は同じ、設備グレードも同じ、デザイン・間取りも同じと仮定しての話です。
ほとんどの方は前者を選ぶのではないでしょうか。
でも、引っ越し後30年間のランニングコストを加えたらどうでしょう?
ランニングコストとは、電気代や修理費を言います。
最近では医療費なんかを加える事もあります。
月当たり5000円電気代が安いとすれば、年間6万円×30年で180万円の差になります。
電気代も30年経てば値上がりすると思うし・・・。
修理費だって、結構違いますよ。
そうした事を比較するのも重要だと思います。
でも、氷山の下なんて見えないんですよね。
そこが問題なんだと思います。
他の工務店で家づくりをされた方の話って、たくさんヒントが含まれていると思います。
もっと、色々な方の話が聴ければいいんですけど・・・。
posted by Asset Red
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