なんとか間に合いました。

なんとか間に合いました。

『FPの家 T邸』

只今、屋根の下葺き材の施工中です。

これで、雨が降っても大丈夫。

1階では躯体に高濃度ホウ酸を噴霧しています。

そう、木材劣化対策工事です。

基礎の立上りと耐圧盤の取合い部分にある巾止め金具には、ボレイトシール処理も行われました。

ボレイトシールとは、ホウ酸を含有したシーリング剤です。

これを充填することで、シロアリの侵入口をシャットアウトする事が出来ます。

そして2・3階では、床合板の留め付けが行われています。

準防火地域に建つ3階建ての為、厚さ30mmのネダノン合板を使います。

28mmであれば、その上に厚さ9.5mmの石膏ボードもしくは9mm以上のモルタルを塗らなければなりません。

QF45という製品を使えば、28mmでも準耐火仕様になるんです。

でも東日本大震災の際に工場が無くなってしまい、現在は製造していないんですよね・・・。

合板は28mmのまま、フローリングを30mmの厚さにするのもOKです。

(でもこんな事する人、かなり少ないと思います。)

いつも使っている28mmのネダノン合板と比べると、たった2mm厚いだけなのに、なんだか重く感じるんですよね。

ちなみに厚さ28mm×910×1820の合板の重さは約21㎏、これが30mmの厚さになると約23㎏になります。

たった2㎏なのに、重く感じます。

でもその分、踏み心地がしっかりしてる気がします。

そして、外周部中通り共に150mm間隔でN75釘を留め付けます。

写真中央にある釘頭×2本、見えますかね?

構造金物の取付も始まりました。

ホールダウン金物

HC金物

CP金物

全て、構造図に書かれた金物を取付けています。

梁の接合部の金物も同様です。

筋違も、構造図を元に配置・取付けます。

そして端部には筋違プレート。

接合具と呼ばれる釘・ビスの仕様や本数も全て決められています。

昔のように、大工さんの経験&勘で取付方法や釘の種類を決めているわけではないんです・・・。

しかもビスや釘の種類がすぐわかるようになっています。

イチイチ、それを確認しながら留め付けなければなりません。

でも、その分チェックは簡単&正確に行えます。

だから、大工による自主チェックもラクチンです。

施工後、自社検査を行います。

そして瑕疵保険の金物検査を受け、合格しなければなりません。

さらに確認検査会社による中間工程検査を受け、合格しなければならない・・・。

3階建てって、2階建てに比べると検査が多いんです。

しかも、許容応力度計算を求められます。

2階建てのように、N値計算や四分割法などの簡易計算では済まないんです。

安全を確保するために必要な事であれば、2階建てでも行えばいいと思うんですよね。

もちろん、弊社では2階建てでも許容応力度計算を行っています。

posted by Asset Red

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