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バタバタした師走の真っ最中。
間もなく着工するのが『FPの家 S邸』
先日、地鎮祭を行いました。
毎度お馴染みの順番で行われた神事ではありましたが、今回は珍しく『鍬入れの儀』で鍬・鋤・鎌の3つの道具を使いました。
いつもは鋤代わりのスコップを使うことが多いんですよね。
でも今回は、神主様が木製の鋤・鍬・鎌を用意してくれていました。
写真は設計者が鎌を使っている様子です。
鍬入れの儀(くわいれのぎ)の正式な作法は以下の通りとなります。
①斎鎌(いみかま)で草刈の真似事を3回行います。~設計担当者が行います。
②斎鍬(いみくわ)で鍬入れの仕草を3回行います。~施主が行います。
③斎鋤(いみすき)で鋤を入れる真似を3回行います。~工務店の代表者が行います。
前にやったのはいつだったかなぁー?
それくらい久し振りでした。
神事の最中に雅楽が流れていたし、かなり拘る神主様だったようですね。
気持ちが引き締まる思いで参加させていただきました。
そして今日はSS調査が行われました。
ジオカルテⅢを使って、建物の四隅および真ん中の地耐力を調べます。
真ん中のうっすら赤い丸が測点です。
ここにスクリューポイントの付いたロッドを挿し、回転および荷重を与えて、その沈み方により敷地の地耐力を測定するのが目的です。
この辺りは地盤が悪いんですよね。
事前に周辺のデーターを調べた結果、8m位の地盤補強が必要という判定が出ています。
調査を見ていると、ロッドがどんどん沈んでいきます。
その度にロッドが継ぎ足されていくんです。
画面を見てみると、5mを超えた辺りから少しづつ固くなっていくようです。
そして6.5mくらいで支持層になるようです。
大体同じ結果になっていました。
当初の予定よりも、改良長が短くなるかもしれませんね。
報告書の結果を待ちたいと思います。
写真は地面に挿さったロッドを抜いている様子です。
なにしろ7m位の深度まで挿さっています。
抜くのも大変そうです。
写真は既存のPC杭の杭頭です。
これが10本程見つかりました。
以前の建物は杭基礎だったそうです。
新しい建物の下になるので、基礎に当たらない深さで上部を切断する予定です。
地盤改良と基礎杭を併用する訳にはいきませんから、影響の無いようにする必要があります。
杭を抜く事も考えましたが、抜いた後の削孔に土を詰めても強度は期待できませんし・・・。
これからは、建替えの際にこうした検討をするケースが増えてくると思われます。
地盤設計って難しいですよね。
良い相談相手がいて良かったと思います。
posted by Asset Red
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