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毎朝寒いですね。
玄関ドアを開けて外に出ると感じます。
自転車を漕いでいるうちに暑くなっちゃうんですけど・・・。
『WARM BIZ』ご存知ですか?
写真は昨年ポスターです。
環境省が取り組む『COOL CHOICE』の一環として推進している活動なんですが、ポスターの下端にはこんなことが書かれています。
環境省は暖房時の室温を20℃で快適に過ごすライフスタイル「WARM BIZ」を推進しています。
(20℃は目安です。暖房の適切な使用をお願いします。)
参考までにHPを貼っておきます。
是非、ご覧ください。
https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/
弊社も、この活動自体には賛同しています。
でも、ちょっとズレているなぁーと感じてしまうんです。
室温20℃で快適に過ごせるということは、高断熱・高気密住宅に住んでいるということですよね。
一般的な住宅では暖房温度を20℃に設定しても室温が20℃になることはありません。
たくさんある隙間から暖気が逃げ、冷気が侵入する構造の為、暖房温度を25~28℃位にしているご家庭が多いのではないでしょうか?
でも残念ながら、設定温度を上げれば上げるほど冷気の侵入は増え、床温が下がってしまいます。
頭だけカーッと暑く足元がヒエヒエという『頭寒足熱』とは正反対の状況が、こうした住宅の日常なんですよね。
だから床暖房や電気カーペットを有り難く感じてしまう。
これ、表面温度と体感温度の問題です。
例えばエアコンの設定温度を25℃にした場合です。
上画像左側は断熱性能の低い家、右側は高い家のサーモ画像を示しています。
同じ室温であっても、壁や床・天井の表面温度が違えば体感温度は大きく違うんです。
おおまかに言えば、体感温度は(室温+表面温度)/2となります。
左の家の室温を25℃とし、床温度を15℃、壁温度を17℃、天井温度を27℃とした時の体感温度は
(15+17+27)/3=59/3=19.66℃・・・表面温度(かなり大雑把ですが・・・。)
(19.66+25)/=22.33℃=体感温度
となります。
また右の家の室温を25℃とし、床温度を23℃、壁温度を23℃、天井温度を23℃とした時の体感温度は同様の計算をすると24℃になります。
同じ25℃設定でも、実際に感じる温度は5℃近く違うんです。
そうか、環境省は高断熱・高気密住宅を勧めているんだな。
なんて思っていると、こんなポスターもあるんです。
暖房消して、暖かいところに集まろう
保温性が高い高断熱・高気密住宅であれば、暖房を消しても家中暖かい筈なんですけど・・・。
そして、最初のポスターです。
暖かい家の中で、こんな格好する必要ないですよね。
我が家の設定温度は19℃ですが、薄手のフリース上下で過ごしています。
しかも、長袖の裾を捲っているんです。
「暖かい家に住んだ人にしか、暖かい家の良さはわからない」と云います。
もしかして環境省の人って、本当に暖かい家に住んだことないのかな?
なんて勘ぐってしまいます。
HPでも宿泊体験をお勧めしていますが、まずは環境省の皆さんが体感する必要があるのでは
posted by Asset Red
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