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明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
快晴が続き、良いお正月だったと思います。
のんびりとさせていただきました。
さあ、今日は仕事始め&ブログ始めです。
何から書こうかな・・・。
昨年暮れ、お引渡ししたお宅にお邪魔してきました。
目的は換気フィルターのお届けです。
こちらのお宅では、最近の弊社では珍しい『全熱交換型換気システム』を採用しています。
いわゆる第1種換気方式。
モーターを使い、給気・排気をコントロールします。
今回採用した機種には、給気・排気の両方にフィルターが付いていて、年に1回程度交換する必要があります。
でも取扱説明書には、機会設置時に限り半年程度で交換するように書いてありました。
その時期が来た訳です。
いつも採用しているのは第3種換気方式です。
モーターを使い排気を行い、自然給気口から給気を行います。
フィルターを自然給気口に取付ける必要があります。
このフィルターは常時弊社にストックしていて、ご来店もしくはご連絡戴ければ、いつでも販売できるようにしています。
でも、その他のフィルターは常時用意していません。
お邪魔したついでに、交換を行い、その方法を見て戴きました。
まず行うのが、スイッチOFF。
そして、本体正面にあるビス×3本を外します。
本体正面の蓋を開け、白いフィルターの入った箱×2を引出します。
使用前のフィルターが左、使用後が右です。
わずか半年で、この位汚れます。
そこに、新しいフィルターを挿し込みます。
給気と排気でフィルターは異なります。
必ず、表示を確認しなければなりません。
こっちが使用後の排気フィルターです。
灰色の埃&塵がびっしりとこびり付いています。
そしてこっちが使用後の給気フィルターです。
虫の死骸が多いですね。
土埃でしょうか?
茶色い汚れが目立ちます。
この後、蓋を閉じ、ビスを留めて、スイッチON。
フィルター交換に要した時間は10分程度でしょうか?
ちなみに弊社が採用している自然給気口は、定価が4,000円/10個。
もちろん、割引価格で販売しています。
標準的なお宅で8~10個位必要です。
概ね1か月ごとに清掃をお願いしています。
軽く掃除機で埃を吸い取る程度となります。
そして半年に1回は洗浄してもらいます。
中性洗剤を溶かしたお湯に漬け、押し洗いをします。
そして日陰に干し、乾いたら保管します。
予備のフィルターと交換し、半年後に再度使用することになります。
4回(2年分)も洗浄すると使えなくなるようです。
仮に単価を400円とし8個使用すると仮定すれば、2年間に使うフィルターの金額はこうなります。
400円×8個=3,200円
こちらのお宅で採用したフィルターは定価8,000円/SETでした。
SETの内訳は給気フィルター7,000円、排気フィルター1,000円となります。
これを1年ごとに交換します。(新設時のみ半年ですが・・・。)
2年間に必要となるフィルターの金額はこうなります。
8,000円×2SET=16,000円
比較すると、5倍も違うんですね。(どちらも税別です。)
フィルター清掃に掛かる時間を時給1,000円として比較してみたいと思います。
前者の場合、交換に要する時間は1時間/回くらいですから、2年で24回で24時間となります。
24時間×1,000円=24,000円
後者の場合、交換に要する時間は10分/回くらいですから、2年で20分となります。
2/3時間×1,000円≒670円
双方のフィルター代+交換手間を合計すると、こうなります。
3,200円+24,000円=27,200円
16,000円+670円≒16,670円
あれれ、逆転しちゃいました。
上図では、換気システムの採用コストの内訳を氷山を例にして示しています。
氷山の一角という言葉をご存知でしょうか?
水面上に見えているのは氷山の一部に過ぎません。
水面下にはもっと大きな氷の塊りが隠れている・・・。
という例えに使わせる言葉です。
換気システムも同様です。
新築時に比較されるのは、水面上に見える『本体費・部材費・施工費』です。
でも、使っているうちに気になるのは水面下にある部分となります。
『電気代・冷暖房費・フィルター交換費・本体交換費』
電気代はわかりやすいと思います。
第1種換気システムの電気代は、350円程度/月でしょうか?
第3種であれば、100円程度/月となります。
2年間で、その差は8,400:2,400。
冷暖房費とは、給気熱と排気熱の交換による熱ロス回収分の電気代差を指します。
回収率の違いや、建設地・建物の外皮グレードにより異なります。
温暖地においては、それほど差が無いとも言われています。
そしてフィルターの交換コストは前述の通り。
手間を考慮するかどうかで価値は変わると思います。
交換費用は新築時の費用と比較して、施工費が少なくなるでしょう。
本体・部材費は変わりませんが、ダクトの材料費は不要となります。
換気システムの選択を悩んでいる方は、本体の価格差だけではなく、こうした費用も検討する事をお勧めします。
運転音、設置場所やメンテナンスの容易さなど、他にも重要な点もあるんですけど・・・。
今年も、こんな感じのブログを書き続けていければと思っています。
引き続き、よろしくお願いします。
posted by Asset Red
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