世帯当たり年間排出量は3.3t

以下、環境市場新聞2019年冬季 第55号より、一部をそのまま抜粋して転載します。

2018年9月、環境省は2030年に2013年度比で約4割の削減が求められている一般家庭の二酸化炭素(CO2)排出量を詳細に把握するため『家庭部門のCO2排出実態統計調査』を実施し結果(速報値)を公表した。

試験調査は2014~15年に実施されていたが、本格調査は今回の2017年度が初。

世帯構成

住宅の建て方

電気・ガスなどの消費量

家電製品の使用状況

など496項目について詳細に調査された。

年間CO2排出量は1世帯当たり3.30t。

世帯類型別の比較では、高齢世帯のほうが若中年世帯よりもやや排出量が多かった。

例えば単身世帯では高齢層が年間2.19t、若中年層は同1.72t。

夫婦世帯では高齢層が同3.49t、若中年層が同3.13tとなっている。

地方別世帯当たりの年間排出量で最多は北陸の5.30t、次いで北海道の4.90t、東北の4.61t。

世帯当たり排出量を構成するエネルギー種別の内訳は、電気が68.2%、都市ガスが13.0%、LPガスが5.5%、灯油が13.0%だった。

環境省では今後も調査を継続し、蓄積したデーターを元に家庭部門の温暖化対策の企画・立案などに役立てていく考え。

なお、今回の速報値では電気のCO2排出係数に前年度の数値を用いた。

確報値は2018年度内に公表する予定。

確報値の公表、待ち遠しいですね。

特に住宅の建て方による排出量の違いに興味があります。

今後の動向に注目したいと思います。

2020年省エネ基準の義務化も見送りが決まり、我が国の地球温暖化対策は減速気味・・・。

国のやる事を信じて、待っているだけでいいのでしょうか

まずは自分の出来ることから始めませんか

例えば省エネ、木製品の有効利用、ビニール袋やストローの利用を止めるでも構いません。

子ども達の未来の為に、健全な地球環境を維持する為に・・・。

 

posted by Asset Red

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