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昨年暮れの話です。
築6年超の弊社OB宅の件で、保険会社から連絡が入りました。
どうやら道路側に設置されたウッドデッキに車が接触したらしい・・・。
原状回復の見積をして欲しいという依頼でした。
早速、当時施工をお願いした専門業者に現場確認&見積依頼をしましたが年内は無理との事。
その旨を先方に伝え、新年明けてからの現場確認となりました。
南面道路に面した掃き出し窓の外側に設けたウッドデッキです。
写真ではわかりにくいとは思いますが、道路に対して建物が斜めに接している為、階段状にデッキの出巾を取って設置してあります。
一番手前のデッキは無傷ですが、真ん中のデッキと奥のデッキの一部に損傷が見られます。
恐らく手前から真ん中に当たり、その衝撃が奥のデッキに伝わったんでしょうね。
樹脂製のウッドデッキを採用していました。
ここで残念なことがわかりました。
このデッキ、もう既に廃盤になっていて部材を手配する事が出来ないそうです。
後継品は、色も異なり断面寸法も異なるとの事。
どうやら、壊れた部分のみの修理は出来ないようです。
全て一旦撤去し、新たな部材で作り直す必要があるようです。
そう、全交換です。
再利用できるのは、デッキ下の土間コンと昇り降りのための階段のみとなります。
そしてデッキの上には、エアコンの室外機が2台載っています。
これも一旦配管を外し、他の場所へ移動します。
そしてデッキ修理の完了後、再設置することになります。
その間、エアコンは使えません。
陽当たり良いし、断熱性能も充分高いですから、これは問題ないとは思いますが・・・。
部材寸法が異なる為、原状回復したデッキの平面形状は若干異なることになります。
原状よりも出っ張ったり、へこんだり・・・。
敷地から出ないように注意が必要です。
大事に育てたバラの樹があるんですが、工事の際には邪魔になるんです。
植え替えもしくは切断する事になります。
たくさんある植木も移動するしかありません・・・。
緑化地域の為、再度これらを植えなければならないし・・・。
デッキ下の荷物も、全て移動しなければならないし・・・。
こんな時は、木製デッキにしておけば良かったのかな?
と疑問に思います。
必要な枚数の板を用意して、加工・取付を行い、塗装するだけですから、相当小規模の工事で済みます。
工期もそうですが、費用も随分と変わったでしょうね。
エアコンの室外機だって、少し移動するだけで済んだ筈です。
設置した当初は、初期コストやメンテナンスの事を考えて、この製品を選択した訳ですが、こんな事態になるとは考えてもいませんでした。
メーカーもメーカーですよね。
後継品を作るなら、同じ形状にしてくれればいいのに。
色違いくらいなら、仕方ないと諦められるけど・・・。
posted by Asset Red
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