自然室温

住宅の省エネは『ハイテクで高額な設備』に頼るよりも、比較的安価でローテクな『建物躯体の断熱・気密性を確保する』ことが重要です。

これを外皮強化と云いますが、こうした建物にさらに高効率換気システムを採用すれば、テレビや冷蔵庫・照明器具などの家電製品や人体からでる生活熱で快適に暮らすことができます。

冷暖房機器の設置を減らすことで初期投資の削減を図ることができると共に、消費電力の抑制や、10年後の冷暖房設備の更新費用も少なくなります。

ちなみに延床面積120m2の住宅を想定した場合、Q値が0.5w/㎡・Kであれば平均気温-5℃という環境にあっても、人体や電化製品から発せられる1400wの熱が室温を18.3℃に保ってくれるそうですよ。

この時の室温(冷暖房機器を使用しない時の室温)を『自然室温』と云います。
自然室温を高める為には
日射取得熱
家電・人体からの発熱
を増やす必要があります。
 
発熱源を挙げてみました。
大人・・・100Wh/人
子ども・・・80Wh/人
家電製品は、消費電力が目安になります。
上イラストでは、使用時間による消費電力を1日当たりに換算してあります。
最近、省エネの為に勧められているのがLED照明です。
消費電力が従来の照明よりも小さいのが特長です。
でも、点灯時の発熱も小さいんですよね。
発熱源としての効果は期待できません・・・。

気密を高め、漏気による熱ロスを抑制する。
高性能換気システムを採用し、換気による熱ロスを抑制する。
外皮性能を高め、伝導による熱移動を防ぐ。
窓からの日射熱取得を増やす。

東京でQ値0.5w/㎡・Kはさすがに大袈裟だとは思いますが、外皮強化をすれば無暖房で過ごせる家だって可能です。
ただし、こうした家では日射遮蔽対策も考えないといけません。
夏、暑くて仕方ありませんから・・・。

posted by Asset Red

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