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しっかり暖房しているのに寒く感じるのは何故?
不思議ですよね。
この季節になると、こうした疑問をお持ちになる方が増えるんですよね。
でも、答えは簡単なんです。
断熱性能が低いと、床・壁・天井・窓などの表面温度が低いので寒く感じるんです。
上図は断熱性能の低い家と高い家の、体感温度を比べています。
1月25日朝6時、暖房時のリビングなんだそうです。
体感温度とは、人間がそのときの条件下で感じる暑さや寒さの度合いです。
同じ気温であっても湿度が高いと暑く感じ、風が強いと涼しく感じられます。
ちなみに風速が 1m/s増加するごとに体感温度は 1℃低くなるといわれています。
また気温・湿度・風速を組み合わせて体感温度を定量的に表す工夫も行なわれています。
試しにミスナールの計算式(改良版)で体感温度を求めてみます。
室温を20℃とし、相対湿度を18%、風速0m/sの時の体感温度が18.3℃になりました。
湿度18%・・・、あり得ないですよね。
ミスナールの計算式では表面温度は関係ないようですね。
でもこうした場合の体感温度は室温+表面温度÷2で計算することが多いようです。
実際の熱の動きは複雑怪奇で、学者でなくては判らない複雑な計算を要します。
おおよその体感温度であれば、この式でOKです。
夜に暖房を停止し、翌朝の冷え込み時に暖房を点けた時の室内温度を見てみましょう。
断熱性能の違いは表面温度に現れます。
断熱性能の低い家と高い家では、室温が同じであっても、表面温度には4℃もの差が出るんです。
実際に人が感じる体感温度では、後者の方が2℃も高く感じることになります。
あっ、建物の隙間も重要です。
どんなに断熱性が高くても、隙間があれば暖かくなりません。
この話は、別の機会に・・・。
posted by Asset Red
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