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天気が続いているので助かります。
『FPの家 T邸』
只今、サイディング工事進行中!
こんな所でサイディングを加工しています。
通路から敷地に入ると、仮設トイレがあります。
玄関ポーチの真ん前です。
ここしか置ける所がないんです。
そして、その奥に加工場所を設定しました。
材料を運ぶのにトイレが邪魔なんですが、ここ以外は考えられません。
でも1列しか置く事が出来ないし、高く積むとその上で作業が出来ません。
だから、毎日少しづつ運んでもらっています。
そう、そのたびに手運びです。
足場と建物の間だって、それほど広い訳でもありません。
少し太っちょの職人さんであれば、足場にお腹が引っ掛かっちゃうかも・・・。
土台水切とスターター金物を撮ってみました。
いわゆるサイディングの張り始めとなります。
スターター金物の上に、防虫ベンツを設置しました。
通気層内への鼠や蝙蝠・不快害虫などの侵入を防ぎつつ、通気をしっかりと確保できるスグレモノなんです。
おまけに通気層の大きさに合わせて、簡単に厚みを調整することが出来ます。
今回は通気金物を採用しているので、通気層の大きさは18mmとなります。
だから、裏のグレーの部分を剥がして取付けてあるんです。
通気層ってとても重要です。
夏季であれば、左イラストのように日射に暖められたサイディングが発する熱線を遮熱透湿防水シートが反射します。
この時、通気層の中を上向きの空気が流れていれば、反射した熱線はサイディングを暖めること無く通気層から軒天換気口を通じて排出されます。
でも通気層が無ければ、反射した熱線がサイディング裏面を暖めてしまい、その熱はそのまま室内まで伝わります。
せっかく輻射熱を遮っても、熱伝導を防ぐことが出来ないんです。
また冬季であれば、室内かに侵入した水蒸気が躯体を傷めないよう、速やかに建物の外に排出しなければなりません。
当然防湿対策は行いますが、侵入する水蒸気を完全に遮ることは出来ません。
この時に役立つのが通気層なんです。
通気層を上向きの空気が流れていれば、躯体よりも通気層の方が負圧になります。
水蒸気は負圧の方に移動するので、躯体内から速やかに排出されます。
通気層を確保してくれる『通気金物』を撮ってみました。
軒天との取合い部は写真のように胴縁を使っています。
サイディング同志のジョイントを撮ってみました。
今回採用しているサイディングは彫りが深いでしょ?
凄い陰影が出そうです。
薄緑色の物はハット型ジョイナーと云われる金物です。
通気金物を使う場合は足の長いタイプを使います。
通気胴縁を使う場合は胴縁の上にハット型ジョイナーを取付けるので、胴縁の厚さ分足が短くて済むんです。
コーナー役物とのジョイントも同様の納まりとなります。
まだまだ、かかりそうですね。
今度のブログはシーリングの事を書きたいと思います。
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