えっ、そうなの?

昨日と今日はアセットフォーの定休日。

先日参加した勉強会で、びっくりした事があります。

木材劣化対策について、色々学んできたんです。

色々と差し障りがあるので、問題のない範囲で書かせていただきたいと思います。

世界ではもはや当たり前の『ホウ酸による木材劣化対策処理』ですが、我が国のホウ酸による防蟻・防腐処理が正式に認定されたのはほんの数年前なんですよね。

今では10数製品が認定されているそうです。

それでも、いまだに合成殺虫剤のシェアが90%を超えているんだとか・・・。

不思議ですよね。

今回のセミナーでは代表的な4製品のホウ酸濃度を知ることが出来ました。

弊社が採用しているのは上から2番目です。

上から3番目以降は、濃度的に心配なレベルとなります。

でも、大丈夫です。

3番目の製品は、2度塗りが基本です。

ホウ酸処理した翌日に、もう1度再処理をするようにマニュアルに書かれています。

施工費は2倍かかるけど、マニュアル通りに塗れば問題ありません。

4番目の製品には、合成殺虫剤が添加されているので3~5年は大丈夫なんだそうです。

2番目と4番目を鍋に明け、蒸発させた状態を撮った写真です。

講師の方は、どの防腐・防蟻剤かは言えないといっていました。

なので、これは私の憶測です。

左の白い方が2番目だと思います。

ホウ酸は無機物なので、焦げません。

そして量が半端ない。

右の茶色いのは、有機物(農薬)が添加されているので焦げてしまう。

そしてホウ酸の量が少ない・・・。

あくまでも私の憶測です。

そして、ちょっとショックだったのがこの写真でした。

ホウ酸水溶液の温度別ホウ酸飽和量を示しています。

10℃だと4.5%、20℃だと9.5%。

これを見ると30℃以上にしなければ、防腐・防蟻剤として役に立つ濃度にはならないですよね。

弊社の採用しているホウ酸は責任施工です。

施工中の様子を見ていると、確かに水溶液は暖められています。

他の製品はどうなんでしょうか?

写真のバックにある容器の中の水溶液は、ホウ酸が結晶化しています。

この状態で散布しても、所定の濃度にはならない筈・・・。

暖めて融けたことを確認してから、施工しているのかな?

中には、結晶化していない製品もあるそうです。

この時期ですから、水温は相当低いですよね。

結晶化していないという事は、濃度が薄いの?

この謎についてのコメントは、いだけませんでした。

posted by Hoppy Red 

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