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昨日、弊社OBより電話をいただきました。
「トイレの点検ランプが点灯している。」
そろそろ10年目を迎えようとしているLIXIL(当時はINAX)の一体式便器です。
「調べてみると、10年目が近づくと点灯するらしい。」
「目障りだから消したいのに、消し方がわからない・・・。」
というお問い合わせの電話でした。
調べてみると、一体式便器に限り、こういった処置が採られているようですね。
一般的な便器と異なり、一体式便器は家電扱いなんだそうです。
8~10年で寿命を迎えるため、配線部分の傷みによるトラッキング事故の怖れがあるため、国の要請で点検ランプ点灯を行っているとの事。
早速メーカー担当者に連絡を取り、聞いてみました。
「どうしたら点検ランプの点灯を消せるの?」
「まさか、有料点検を受けなければ消せないなんて事ないよね?」
担当者は、調べる時間をくださいと云います。
現場に出て帰ってくると、事務所に担当者が来ていました。
(わざわざ、来なくたっていいのに・・・。)
結局、有料点検を受けないと消せないようですね。
分解して、線を切るという手もありますが・・・。
担当が言うには、ランプにテープを貼っている人もいるとか。
「有料点検をしたら、そろそろ交換時期ですよ。とか、営業するんじゃないの?」
そんなの困るからね。
と釘だけ刺しておきました。
「ウチだけじゃありません。T社も同じですから。」
(そんな事、わかっています。)
OBに電話報告すると、言われました。
「やっぱりね。そうだと思っていました。」
「余所のお宅はどうしているんですかね?」
「有料点検をしているのか、点灯したままになっているのか・・・。」
「こんな電話、今回が初めてでしたよ。」
「・・・。」
なんとなく納得できない終わり方でした。
便器が衛生陶器と云われていた時代が懐かしいですね。
ノーメンテナンスで、もっともっと長持ちしていました。
そうそう、ロータンク・便器・便座が別々のタイプ(従来の便器)では、こんな事態になっていないようですよ。
便利さ&割安感を採って一体式便器を採用することが多い昨今ですが、こんな事態を迎えると、再検討の必要もありそうですね。
posted by Asset Red
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