室内に木材を使う

『FPの家 T邸』

今日の練馬・板橋も暖かいですよ。

午後から天気は下り坂との事ですが、14時現在お日様はまだ元気に輝いています。

いよいよ木工事も最終段階を迎えました。

先日の拙ブログでもご紹介させていただきました。

無垢の階段です。

この時は階段だけでしたが、今はこうなっています。

無垢板で作った棚と組み合わせてみました。

腰下はニッチ、そして腰上は化粧格子です。

暗くなりがちな階段を太陽が明るく照らしてくれます。

しっかりとした格子は開放感をそこそこに抑え、視認性を確保しつつ安心感を与えてくれると思います。

しかも木製格子は、室内の湿度調整もしてくれるんです。

例えば室温25.0℃の8畳ほどの部屋があったとします、

この時、室内空気が含むことができる水蒸気量(飽和水蒸気量)は、23.1g/㎥。

3.64m×3.64m×2.40mの体積はおよそ31.80㎥ですから、水蒸気量はおよそ734.60gになります。

これって、厚さ4㎜×1.0㎡の広さのヒノキ板が飽湿したときの水分量に相当します。

木材の保湿能力って、空気保湿能力に比べてかなり大きいんですよね。

だから、木材中からの水分の出入りだけで室内の湿度を適度にコントロールすることができるんです。

2つの同じ広さの部屋があったとします。

片方は壁に木材を多く使った部屋、そしてもう片方はビニールクロスを貼った部屋です。

屋外湿度と室内湿度を測定してみると、前者は後者に比べて外気の湿度が変動しても室内の湿度は大幅な変動はみられません

そんな実験結果が報告されているようです。

僅か4mm×1m×1mの木材でさえ、700cc以上の水蒸気を蓄えることができるんです。

階段・床板・棚板・建具、弊社のつくる家は木・木・木・・・。

そこら中に無垢材があふれています。

とかく乾燥しがちなこの季節。

エアコンを悪く言う人が多いんですよね。

本当にそうかな?

例えば外気の温度6℃/湿度60%の時に、この空気を25℃の室内に入れたらどうなると思いますか?

ちなみに、この時の絶対湿度は3.5g/㎏DAです。

相対湿度は18%にしかなりません。

いくらなんでも低すぎます。

もしエアコンが稼働しておらず、室温が6℃であれば相対湿度は60%のまま。

そう、悪いのはエアコンではありません。

換気による乾いた外気と湿った室内空気の交換が原因です。

喉が乾かない程度の湿度の目安は、絶対湿度で言えばだいたい7.0g/㎏DAなんだそうです。

例えば室温17℃/相対湿度60%の時の絶対湿度は7.2g/㎏DA。

室温20℃/相対湿度50%の時の絶対湿度は7.3g/㎏DA。

室温23℃/相対湿度40%の時の絶対湿度は7.0g/㎏DA。

ある一定以上の室温であれば、40~60%という目安は有効なんですね。

換気をすれば、どんどん空気は乾燥します。

だから、どんどん加湿しなければなりません。

昔の灯油ストーブの上には、水を張ったヤカンが載っていました。

水蒸気をシューシュー出していましたよね。

しかも、ガスや灯油は燃焼時に大量の水蒸気を放出するんです。

つまりエアコンが悪いんじゃなくて、昔の暖房機器が良かった・・・。

でもストーブを点けたら酸素が減り二酸化炭素が増えますよね?

その分換気量を増やさなければなりません。

余計に寒くなる・・・。

結局、エアコンを稼働しつつ加湿をするしかありません。

そうした環境では、水蒸気を内部に保ち必要に応じて排出してくれる木材って実に頼りになると思いませんか?

加湿し過ぎても、内装に木材を使っていれば大丈夫!

ちゃんと吸湿してくれますよ・・・。

 

 

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