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先日参加した、田中工務店『荒川の家』見学会。
いゃーっ、勉強になりました。
色んなところが勉強になります。
ステキな木材を適材適所に活かした『工務店らしさを前面に出した家づくり』。
悔しいけど、全てを真似したくても無理なんですよね・・・。
弊社にも活かせそうなネタを厳選してご紹介させていただきます。
準耐火建築物に当たる3階建ての建物です。
でも、至るところに構造材の現わし仕上げが採用されています。
良いですよね―。
古き良き時代の大黒柱を現代風にスッキリまとめています。
燃え残り設計をすることで太くなる構造材も、真壁風にすればゴツク見えないんですね。
これは使えると思います。
構造金物にも工夫がありました。
へぇーっ、こんな金物があるんですね。
詳しく調べたら、ご紹介したいと思います。
構造体を現しにすると、金物の納まりが難しいんですよ。
無くす訳にはいかないし、完全に隠すことも出来ません。
オシャレな金物を使えればいいのに・・・。
ひとつの答えだと思いました。
そして、一番感心したのがコレです。
田中工務店の十八番といえば『ムカデ収納』です。
小上がりの畳コーナーに設けられた引出しを引き出すと、長い収納が出てきます。
収納量もバカになりません。
弊社でも以前採用しましたが、不都合な点もあったんです。
①引出しのスムーズな開閉の為にタイヤが下に付いているんですが、引出しの出し入れに伴いガイドに当たって、うまく収納できなかったりします。
②引出しが長い為、引き出すスペースを片付けなければ、引き出す事が出来ません。
現地にて実際に引き出してみて、解答を得ることが出来ました。
仕切り板にアルミ材が使われています。
これを外すと、引出しが分解できるんです。
タイヤは自在タイプになっているので、自由自在に動かすことが可能。
だから、狭くても大丈夫。
引出しと収納部に隙間を空けないのがコツなんだそうです。
遊びが多いと、引出しが動いてしまいぶつかってしまうとの事。
そうなんですよね。
でも、入れにくくないですか?
全ての箱に切り込みが入っているので、収納する際にぶつかる事もありません。
箱の順番を入れ替えても大丈夫!
スゴイ・・・。
感心しました。
そこまで考えられているとは・・・。
これなら実用的ですよね。
本当はランバー材ではなく、無垢材を使うそうです。
その方が軽くなり、振り回しが効くんだとか・・・。
今度、真似してみます。
色々と教えていただき、ありがとうございました。
posted by Asset Red
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