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一昨日、私はFPの家/南関東役員会出席の為、事務所には居ませんでした。
定休日明けの今日、出社してみると机の上には名刺とパンフレット&サンプルが置かれています。
これです。
ウッドファィバー、木質繊維でつくられた断熱材です。
硬質ウレタンフォームパネルを主に、たまにセルロースファイバーを使う弊社にとっては、それほど馴染みのある断熱材ではありません。
付加断熱材として床下に採用した事はありますが・・・。
以前から注目していた断熱材ではあるんです。
その理由は以下の通り。
①国産木材を使用した自然素材であり、CO2の固定化に貢献できる建材である。
②熱容量が大きく、温度変化の小さい環境を作れる建材である。
③調湿効果が期待できる建材である。
④吸音効果も期待できる建材である。
でも、不満&不安なところもありました。
①セルロースファィバーよりも高価。
②木質繊維が原料の為、防火・防虫に疑問?
②については、戴いたパンフレットを読んで安心できました。
ホウ酸等の添加をする事で、セルロースファイバー同様の対応をしているようですね。
問題は添加量ですが、これについては書かれていませんでした。
セルロースファイバー程度の添加量なら、安心できるんですが・・・。
熱容量とは、熱を蓄える力の目安です。
コレが大きければ、温度は上がりにくく冷めにくくなります。
一般的な断熱材って、熱容量が小さいんです。
だから熱容量の小さい断熱材で作られた建物の中の温度変化に大きく影響を与えます。
でも熱容量の大きな断熱材を使えば、断熱材に熱が蓄えられる分だけ温度変化を抑えることが可能です。
つまり温度変化が小さくなる訳です。
パンフレットのデーターを抜粋させて戴きました。
グラスウールとウッドファィバーの双方に熱を加えて、温度上昇の具合を比較しています。
前者の方が後者よりも熱伝導率は小さいんです。
だから、前者の方が温度上昇する筈なんです。
実際には図の通り、これが熱容量です。
設計如何によっては、有効な断熱材だと思います。
会いたかったなぁー。
色々と聞きたいことあったんだけどなぁー。
posted by Asset Red
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