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アセットフォーの3連休2日目。
昨夜テレビを見ていると、古民家の話が話題になっていました。
囲炉裏があり、その魅力について語られていましたが・・・。
メリットを語る以上デメリットだって語るべきだと思いました。
どう見ても、その古民家はスカスカ住宅で寒そうです。
そりゃそうですよね。
気密性の高いお宅で囲炉裏を焚いたら、アッと言う間に酸欠です。
一酸化炭素中毒で死んでしまいます。
天井に引火する危険性も高い為、天井も高いように見受けました。
天井が高いのも、古民家の魅力のひとつだと思います。
でも、吹抜けと同じように寒いと思います。
何故なら暖気は上に登ります。
囲炉裏の炎と共に上に上がった空気は上下の温度差を生み、益々上昇気流は激しくなるでしょう。
暖かい空気が天井付近に充満し、いずれは下に降りてくれば問題ありません。
でもスカスカ住宅であれば、暖気は天井付近の隙間から外に逃げてしまいます。
そして窓の隙間から入る冷気が囲炉裏の周りに集まります。
こんな処に座っていて快適でしょうか?
囲炉裏の側はモウレツに熱いから、体温を下げようと汗が出ます。
発汗すれば気化熱で体温は下がります。
湿性&乾性放熱で、身体の熱を外に逃がそうとするんです。
でも背中側は冷めたいままなんですよね。
これって、コタツに入ってうたた寝をすると風邪をひくのと同じ現象です。
身体に良い訳ありません。
建物の気密性を高める事で熱が逃げるのを防げば、ある程度の問題は解決できます。
でも、一酸化炭素中毒の危険性は増大します。
熱伝導率の高い箱で囲い、吸排気をコントロールできる煙突を付ければ、この問題も解決できます。
でも、コレは囲炉裏じゃないですよね?
囲炉裏って風情があっていいけど、実際に使ってみるとどうなんでしょうか?
私体験を書かせていただければ、寒くて仕方ありませんでした。
框の脇に横になって寝ていると、熱くなり背を向けます。
そのうち、背中も暑くなり・・・。
熟睡できませんでした。
イラストは日経BP刊/エコハウスのウソ「増補改訂版」/前真之著より抜粋させていただきました。
posted by Hoppy Red
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