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3連休明けの金曜日。
やっぱり、シャキッとしないんですよね。
気を引き締めて、連休中日にお邪魔した『自立循環型住宅研究会/関東ゼミ』の事を書きたいと思います。
今回のゼミは『改修版 自立循環型住宅への設計ガイドライン』をテキストとして使った勉強会でした。
以前から興味をもっていた内容です。
温熱改修のための様々な情報を知る機会となりました。
たくさんのお宅で、外皮性能不足による問題が散見されるこの頃。
これらを根本的に解決するには、満足できる性能を持った家に住むことだと思います。
建替えとリフォーム、住み替え等の方法があります。
弊社では、建替えによるお手伝いを続けて来ました。
そして、最近はリフォームも行っています。
断熱リフォームには、その規模による3つの分類があるそうです。
①全体改修
②ゾーニング改修
③部位改修
それぞれの特徴をまとめると、以下のようになると云います。
①コスト・工期が掛かるが、耐震・バリアフリー改修との組み合わせが容易。高い断熱性を実現しやすい。
②利用頻度の高い部屋周辺を改修する事でバランスの取れた性能を実現しやすい。結露対策が課題。
③安価に出来るが、きちんとしないと効果がわかりにくいことも・・・。
弊社では①を中心に行っていました。
②は実績0、③は窓改修程度しか行っていません。
その理由は、まさに上記の通りです。
でも、①ってコスト・工期が本当にかかるんです。
建替えと大差ありません。
だから、諸事情により建て替えが出来ない場合にのみ対応していました。
話を聞いてみると、②のゾーン断熱改修も有りかもしれません。
但し、結露対策の徹底が図れればです。
その為の調査方法、工法・手法の選定方法、施工時の注意点等の書かれたテキストはかなり有効と感じました。
気密&防湿性能って、改修時に大きな問題になります。
ゾーン改修&部位改修であれば非常に難しいと思います。
この辺りの事もきっちりと書いてくれています。
ただ省エネで暖かくなるというだけでなく、どこがどの位暖かくなるのかを説明する為のツールになり得ると思いました。
断熱強化は大切だけど、その為に建物の寿命を縮めることがあってはならない。
そのためには色々と面倒な調査が必要となります。
そして、面倒な計算も・・・。
でもその分、住んでからの危険が軽減されることになります。
これからは、こうした手法を活かした断熱改修が増えるといいなぁーと思いました。
posted by Asset Red
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