C値=0.3㎠/㎡でした。

朝から超バタバタした1日。

天気も良くなかったし、気温も低くてブルーな練馬・板橋でした。

『FPの家 T邸』

お引渡し前のお約束事を実施しました。

まずは空気環境測定。

こんな測定バッジを使って、空気中に漂う以下の5物質の濃度を測定します。

①ホルムアルデヒド

②トルエン

③エチルベンゼン

④キシレン

⑤スチレン

検査方法は、到って簡単なんです。

高さ1.2~1.5m位の脚立の上にバッジを取付け、部屋の真ん中に設置するだけ。

検査中は誰も入室しないように鍵を掛け、写真のような立入禁止札を貼ります。

24時間程度放置したら、バッジを専用の袋に入れて回収。

測定期間に送付すれば、1週間から10程度で測定結果が届きます。


そして今日はお施主様に足を運んで戴き、気密性能測定を行いました。

建物内の空気を強制的に排気して建物内空気を負圧にし、内外気圧差を調べる事で建物外皮の隙間の大きさを測定します。

穴の明いた当て板を、窓一面に貼ったビニールシートに貼り付けて、そこに大きな送風器を設置するんです。

凄いでしょ?

気密測定技能者が装置の設置をしている間に、私は様々な準備を行いました。

①天井に配置された全ての排気口に、養生テープを貼り付けて穴を塞ぎます。

②換気システムのコントローラーを最低にします。

③壁に配置された全ての自然給気口を閉じます。

④衛生設備等に水を流し、トラップに水を満たします。

⑤全ての開口部を締め切ります。

準備が完了したら、測定技能者に合図を送ります。

試験運転スタートです。

とたんに窓に貼ったガラスが内側に孕んできます。

孕んだビニールを手で触りながら喚起の声を上げるお施主様・・・。

いつも通りに、気密測定に関するレクチャーを受けて戴きます。

ほどなく、測定完了!

結果はどうでしょうか?

弊社では、ずーっと中間気密を測定していました。

でも、今では完成気密を測定しています。

前者の方が後者よりも若干数値が小さくなるんですよね。

中間測定時の気密性能であれば、経験的にある程度予測する事が可能です。

でも完成時の気密性能は、まだまだ経験不足です。

やってみないとわかりません。

C値が0.4㎠/㎡を上回ったらどうしよう・・・。

中間時のC値が0.3㎠/㎡であれば、完成時は0.4㎠/㎡位になるのかな?

勝手にそう考えているだけで、何の根拠もありません。

ここ数年の弊社のC値は、中間時であれば0.1~0.3㎠/㎡になっていました。

たぶん同じ位の性能は確保出来ていると思います。

さあ、結果報告です。

①相当隙間面積:36㎠

②隙間特性値:1.28

③50Pa時の確定風量:184㎥/h

ちなみに延べ床面積は115.98㎡、外皮面積は291.30㎡、建物気積は278.35㎥となっています。

①を延べ床面積で割れば、C値となります。

36÷115.98≒0.31。小数点第2位を四捨五入して、C値=0.3㎠/㎡

完成時気密としては、まあまあの成績だと思います。

隙間特性値=1.28もまあまあでしょ?

今後のデーター比較の為に、外皮平均C値(CA値)も書いておきます。

36÷291.30≒0.12。

50Pa時の換気回数(ACH)は、0.66回でした。

取り敢えずホッとしています。

お施主様にも喜んで戴けました。

良かった・・・。

お引渡し前のお約束事・・・。

残っているのは、換気システムの風量測定。

そして完成見学会です。

準備完了です。

明日10時から16時まで開催しています。

新書籍の販売も行います。

ご興味のある方は、是非お声掛けください。

ご希望の方には、端材も差し上げています。

カウンターや角材等、色々なサイズを用意しています。

ご家族・お友達とお誘いあわせの上、是非お越しください。

スタッフ一同、お待ちしています。

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電話:03-3550-1311  

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