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今日の練馬・板橋はパラパラと雨が降ったかと思えば、すぐ止んだり。
かと思えば、また降ったり・・・。
なんだかスッキリしない天気です。
『FPの家 T邸』
24時間換気システムの換気風量を測定しました。
今回採用したのは、ダクト式第3種換気システムです。
弊社が最も多く採用している方式だと思います。
室内で発生する汚染空気を機械で強制的に排出し、壁に設けた自然給気口から新鮮な外気を導入します。
洗面所の天井内に設置した換気システム本体と、天井に設置した排気口(オリフィス)を繋ぐのはダクトです。
これが施工上の不具合が原因で、設計時の想定よりも圧損が多くなる場合があるんです。
だからシステムを稼働できるようになったら、それぞれのオリフィスからの排気量を確認するようにしているんです。
結局、測ってみなければ正しい施工が行われているかどうかが判らないんです。
測定に当たって、始めに行うのが自然給気口の蓋を開ける事。
全ての給気口の蓋を全開にします。
そして、オリフィスの開度を調整します。
開度とは、穴の明き具合を指します。
設計図書の指示に従い、内側部分を回すことで1~5まで0.5刻みで調整します。
いよいよ、風量測定の開始です。
こんな測定器を使います。
ノズルの先端が細くなっているので、これをオリフィス中央に開いている穴に挿してメーターを読むだけですから、簡単です。
換気システム本体に接続されたコントローラーの写真です。
メンテナンス時に使う6角レンチを貼り付けてあるので、なんか見苦しいですね。
スイマセン。
電源が入っていると青いランプが点灯します。
黒いツマミは換気風量を調整するためのダイヤルです。
1~9まで0.5刻みで調整が可能です。
全体の風量と個々のオリフィスの風量を確認しながら、適正な風量を決定しなければなりません。
ご存知ですか?
どんなに高価な換気システムであっても、設置すればOKという訳ではありません。
必ず個々の排気口の風量や全体風量を確認する事。
そして必要であれば、それぞれの風量をバランスよく調整する事が重要です。
臭い残りや結露、花粉や化学物質等々・・・。
換気システムが機能していないと、様々な問題が発生します。
換気風量測定って、大事なんですよね。
でも、設置してオシマイという設置者も多いらしいですよ・・・。
あなたの家の換気システムは大丈夫?
posted by Asset Red
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