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今日も暖かいですね。
3寒4温、少しずつ暖かくなっているのかな?
練馬・板橋の桜も思いの外長持ちしています。
写真は現場近くの桜です。
そろそろ花びらが散り始めています。
今年も花見酒、呑まなかったなぁー。
『FPの家 H邸』
只今、解体工事の真っ最中。
昨日は、敷地内に古い給水管が出てきたという連絡が入ってびっくりしました。
早速、水道局に連絡。
朝から、その対応をしてもらいました。
おっ!やってる、やってる。
隣の土地を買い足した際に水道メーターだけ撤去して、入っていた給水管を撤去しなかったようですね。
道路の下を掘ってみると、ステンレス管を繋ぐ銅製の継手から水が漏れているのも発見されました。
その場で撤去のお願いをして、対応してもらいました。
撤去した既存管の写真です。
継手部分に直径10mm位の穴が明いていました。
ずーっと長い間、漏水していた模様です。
土もグチョグチョでした。
水道メーターの手前に当たるため、漏水が水道料金に影響することはありませんから、誰も不審に思わなかったんでしょう。
「電食だな、こりゃ。」
電食とは異種金属が接触して通電性の液に浸された場合に、低電位な金属が+、高電位な金属が-となり、局部電池を構成して+側の金属がイオン化し腐食することを言います。
異なる種類の金属材料が電気的に接触し、腐食環境中で相互に影響し合って生じる腐食現象の為、異種金属接触腐食とも云うそうです。
水道局の担当者は云います。
「昔は、訳もわからずに使っていたんだよね。」
「鉛管と銅製継手なら電位差が小さいから問題ないのに、鉛管だけステンレス管に変えれば電色するの当たり前です。」
恐らく、この一帯の給水管は同じ仕様だと思います。
「これ、水道局の負担ですよね?」
念の為、聞いてみました。
「ハイ、こちらで負担します。」
「同じ仕様の配管なら、他の配管も電色してるんじゃないの?」
「その可能性は高いと思います。」
「給水管の取出しや口径変更の際に、現行仕様への変更をおこなっていますが・・・。」
「こちらのお宅では、それらの工事は行わないんでしょうか?」
特に行う予定はないんですよね。
「将来、電色による漏水が発見された場合はどうなりますか?」
「今回同様に、こちらの負担で現行仕様への変更対応させてもらいます。」
取り敢えず納得です。
でも、当時の工事業者はなんで撤去しなかったんだろう?
1つの土地に2つの水道メーターがある場合、どちらかのメーター及び配管を撤去するのは当たり前なんですよね。
工事費を負担するのがイヤだったのかな?
下に生きた水道配管がある旨を書いた表示も無かったし、特に目印もありません。
あまりにも不親切・・・。
とにかく、大事にならずに良かった・・・。
給水管の撤去のせいで、解体工事を止める羽目になりました。
解体業者に頑張ってもらい、なんとか早く終わらせたいんですよね・・・。