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ようやく手元に届きました。
えっ、何が?
ちょっと待ってください。
その前に少しだけ、書かせてください。
弊社が採用している断熱パネルには木枠があります。
こんなパネルです。
木枠部分を躯体に留める事で耐震・耐風性の向上が図れると共に、断熱材の落下や沈下等を防ぐことが出来るんです。
筋交い入りのパネルを使う際には異なりますが、一般的には長さ75mmのN釘を使い@455mm程度の間隔に留めつけます。
今時は釘打ち機を使うのが当たり前。
バンバン留めることが出来ます。
でも、一度留め付けた釘を抜くのは大変です。
先日の解体現場でも、相当苦労をしました。
担当した大工からも、こう言われた位です。
「もう2度とやりたくありません。」
かと言ってビスで留めるのも大変・・・。
だって電動工具を使っても、結構時間が掛かるんです・・・。
そんな時
「釘ビスがあるよ!」
と言われました。
どうやら、釘のように手軽に留め付けられて抜く時は頭にビットを差し回せばビスのように抜けるらしい・・・。
留める時は釘打ち機、抜く時は電動ドライバーを使います。
手打ちは厳禁なんだとか。
そんな夢のようなビスがあるらしい・・・。
それを聞いて、確かめてみたくなりました。
でも、調べても何も出て来ません。
シネジックで作っているらしい・・・。
そんな話を耳にしてHPを覗いてみましたが、そんな製品は見つかりません。
結局、教えてくれた方に聞くのが一番だったようです。
すぐに、わかりました。
製品名は『リユースネイル』、ネジ山のついた釘です。
FPコーポレーションがシネジックに注文して作ったらしい・・・。
だから、どこにも出てこないんだ・・・。
ワイヤー連結及びプラシート連結両用かワイヤー連結専用機種に対応しています。
N90・CN90対応の高圧型機種が良いそうです。
65mm用機種に使用すると故障の原因になるんだとか・・・。
ビットは市販の四角ビット№2を使用します。
150本/ロールが10個(1500本)入りで販売されているようです。
こんな釘です。
ついでに図面も挙げておきます。
見本品を3本だけ頂きました。
思ったよりもネジ山が小さいんですね。
早速試してみたいと思います。
ちゃんと打てるのかな?
そして抜けるのかな?
長期に渡って建物を利用しようとすれば、建てる時から、将来の事を考える必要があります。
せっかく経年変化の少ないパネルを採用しているんだし、増改築する時には再利用したいですよね。
釘も簡単に抜けるようにしておくべきだと思います。
そんな時にこのビス釘って、良いと思います。
でも、まだまだ普及していません。
だから、価格が高い。
これ、ネックになりそうです。
生産性を採るか?
コストを採るか?
色々と検討する必要がありそうですね。
もちろん、前向きに検討させていただきます。
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