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なんか中途半端な天気です。
練馬・板橋の空は曇天、たまに晴れ間は覗くけど・・・。
気温は、まあまあ高いんです。
でも、薄曇りの空はスッキリしません。
天気予報を見ると、しばらくの間は青い空が望めないかも?
『FPの家 S邸』
地味な作業が、ひたすら続きます。
床に配水配管が出ていない所がありました。
床下には、すでに配管してあったんです。
ようやく、床上に出してもらえました。
床パネル及び厚さ24mmの厚合板に穴を明け、そこに塩ビパイプを通します。
パイプ回りには10mm程度の隙間を明け、そこに発泡ウレタンを充填し固化したら平らに切削します。
写真は、この時の様子となります。
その上にアルミテープを丁寧に貼り付け、気密処理を行います。
その上に、CFシート下地の合板を敷き詰めれば完了です。
写真は、すぐ脇の配管を撮ったものとなります。
同様の処理を行っています。
給水配管も同様の処理をします。
太陽光発電用の配管がユニットバスの天井部分に出ていました。
CD管の回りって、気密が取りにくいんですよね。
念のため、もう一度行っておきました。
浴室回りって、基礎断熱が当たり前。
よって基礎を貫通する配管回りは、特に注意しなければなりません。
配水配管の回り。
給湯配管やリモコンケーブルの回り。
ガス配管の回り。
写真は、外側の様子です。
発泡ウレタンを充填し、基礎左官が塗れるようにしました。
内側からは、ホウ酸入りパテ剤(ボレイトフィラー)を充填済み。
高性能イソシアヌレートフォーム板を貼って、断熱施工を行います。
配管回りには穴が開いていますから、そこに発泡ウレタンを吹き付け、固まったら気密テープを貼ります。
丁寧に施工しないと、外気が入って来て大変なことに・・・。
前回の拙ブログに書かせて戴いた、外壁回りの配線野縁の写真です。
以前はウレタンパネルに穴を明け、コンセントボックスを埋めていました。
そして電線もパネルを貫通させ、通気胴縁のスペースを使って配線していました。
将来の事を考えると、色々と問題があるかも?
そこで、配線野縁の施工に切り替えました。
断遮・断熱層&防湿・気密層&防風層&防水層を兼ねるのが、タイベックシルバーを貼った『FPウレタン壁パネル』です。
穴を明ければ、色々な処理が必要になります。
防水処理
気密・防水処理
熱橋対策
色々な種類の専用部材を駆使して、対策を行います。
でも、こうした部材の経年劣化だって心配です。
穴を明けるという行為は、極力避けた方が良い筈。
この選択は、将来『良かったと思える選択』だと思います。
床の上は横野縁を設置して、配線スペース内の通気止めを行います。
配線スペース内で、気密・防湿ラインを貫通する部分を撮ってみました。
ここでも横野縁を設けて、通気が行われないようにしてあります。
配線回りには発泡ウレタンを充填。
アルミ気密テープによる気密処理を行います。
気密・防湿ライン以外の配線野縁にだって、線を通す為の穴が開いています。
こうした穴にも、発泡ウレタンを充填。
上・下それぞれから行いました。
兎に角、地味な作業ですよね。
でも、かなり手間が掛かります。
塞がってしまう部分なので、完成後は誰の目にも留まりません。
でも気密測定をすれば、隙間の小ささでわかるんです。
地味だけど重要な施工です。
ひたすら、黙々と続けてもらうしかありません。
まさに『ローマは一日にして成らず』。
作業を続けてくれる大工さんには、頭が下がる思いです。
posted by Asset Red
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