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ラジオCМの話です。
「油を売る」とは「さぼる」事を意味します。
でも「油を売ってるんだから、さぼってないよね。」
「油売るのって、逆に大変なんじゃないの?」
母娘の会話なんですが、もっともな話だと思います。
何故?
ずーっと、気にしていました。
良い機会です。
早速調べてみました。
以下、石橋製油株式会社の油屋日記からの抜粋です。
無駄話に時を過す。
という意味で使われる『油を売る』という言葉、今回はその語源について少しお話ししたいと思います。
油はその昔、行燈などの部屋の明かりとしてとても貴重なものでした。
また、女性の髪油としても大切に扱われていました。
ちなみに食用として使用されたのも古く、奈良時代の寺院で精進料理に油が使用されたという文献があります。
広辞苑によれば、江戸時代、この髪油の行商人が女性客を相手に世間話をしながら商いをしたことが語源となっているようです。
でも、実はこれ違うようですね。
油は粘着力が強く、柄杓を使って桶から客の器に移す際に雫がなかなか途切れません。
時間がかかるのでついつい長話になった。
決して怠けようとして。世間話をしていた訳ではなさそうです。
別の話もあるようです。
昔の油売りは朝早くから商いはしなかったそうです。
大体11時頃から出掛けて、16時には家に帰っていたんだとか。
その時間であれば、夏ともなると外気温が30℃以上になります。
油は膨張して一升枡に9合8尺位で満杯になるから、儲けが増えるんだとか・・・。
楽をして稼ぐ=さぼる
という意味もあったんでしょうか?
あー、さっぱりした!
弊社の売り物は住宅全般のサービスです。
家を設計したり、請け負ったり。
アフターサービス&メンテナンスやリフォームだってあります。
家を売るという言葉は、今のところサボるには繋がりませんが、相変わらず嘘つき&いい加減という言葉が付きまとっている気がします。
昔、不動産業者を指して『千三つ屋』と呼んでいた時代があったそうです。
千に3つしか本当の事を言わない=嘘つき
ひどい言葉ですよね。
でも、そんな建築業者もたくさんいます。
省エネで暖かい家と言いながら、住んでみたらちっとも暖かくない家。
地震に強い家と言いながら、耐震偽装した家・・・。
ローコスト=お買い得な家といいながら、維持費が掛かる家。
やっぱり真面目な家づくりって重要だと思います。
でも、本当の家づくりって何なの?
という教育も重要だと思います。
安物買いの銭失いに繋がらない家づくり。
油を売り買いしている間だけでも、考えてみませんか?
posted by Asset Red
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