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本当に長い休暇でした。
27(土)・28(日)は平常営業とし、世間様から2日遅れでスタート。
そして連休が明け、そのまま7(火)・8(水)の連休が続きました。
結局、10連休。
スッカリ休みボケです。
気を引き締めないといけませんね。
休み中は、色々な事をしました。
例えば、春日部の大凧上げ祭見物。
以前から知ってはいましたが、実は初見学・・・。
風の力を借りて、100畳(800kg)の大凧を上げようってんだから凄いですよね。
思ったよりも、古くからあるお祭のようです。
Hpを貼っておきます、ご興味のある方はご確認を!
http://www.kasukabe-cci.or.jp/sightseeing/oodakoage.html
会場は川っ縁、いわゆる土手です。
川向こうではグライダー、そしてそれを上空まで引き上げる為のセスナが時折視線を横切っていきます。
グライダーの滑空を見ながらの昼食、中々乙でしたよ。
会場から少し離れた所にはテントが張られ、凧作り体験が行われていました。
中々盛況のようです。
でも価格は1600円、微妙な値段ですよね?
出来上がった凧を上げる場所も確保されていました。
壊れた凧の修理もしてくれるとの事、中々のサービスだと思います。
私自身、子供の頃に川原で凧上げをした事はありません。
いつも校庭か原っぱでした。
凧を引いて走るアレです。
結構苦労した記憶があります。
川原って川から土手に向けて、結構強い風が吹くんですね。
見ていると、割と簡単に上げていました。
子供の頃とは違い、理屈は分かります。
土手上の道路はアスファルト舗装、日射熱で高温になります。
温められた空気は軽くなり、上に上がります。
よって道路上の空気は薄くなり、ここを目指して周りから空気が流れて来ます。
反対に、川の上の空気は道路に比べて冷たい。
だから、風は川から土手に向かって吹く事になります。
イラストは海風・陸風のしくみを示したものですが、基本はコレと同じです。
冬季、囲炉裏に当たっていると背中が寒いのも同じ原理です。
でもコレって日が昇ってから、ある程度時間が経ってからの事なんですよね。
夜間は川の上の空気の方が暖かいので、風の向きは逆になります。
こうした仕組みを利用して、大凧は上げられていた訳です。
小さい凧は風速3m/s程度で上がるそうです。
小さいとは言っても、3✖️6m=18もあるんですけど・・・。
写真はさらに小さい凧。
これの2倍くらいあるって事ですよね。
デカイ・・・。
そして、大凧が上がるには5~8m/sの風が必要との事。
こんな感じで上げていました。
土手上に置かれた大凧です。(見えない・・・。)
風で凧の上部が煽られ、徐々に立ち上がってきます。
このタイミングに合わせ、たくさんの人達が一斉に綱を引きます。
さすがに走って上げる事は難しいそうです。
上がりました。
写真左上が小凧、そして中央が大凧です。
午後から夕方が凧上げに適した時間なんだそうです。
しかも、夕方近くなるほど上がりやすくなるとの事。
川風が強くなる時間という事でしょう。
凧上げも『風を知る』必要があるようですね。
そろそろ、通風がありがたい時期になります。
河原で凧上げ、実に気持ち良く感じました。
湿度も低く爽やかな風が、熱い日差しを和らげてくれたと思います。
でも、通風だけで快適な環境を得られる時期なんてわずかの間しかありません。
貴重な時間を大切にしたいと思います。
風って不思議ですよね。
知っているようで、意外と知らないメカニズム。
たまにご紹介したいと思います。
posted by Asset Red
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