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先日、室内空気環境の測定バッジを据え付けてきました。
お引渡し間近の『ＦＰの家 Ｓ邸』の話です。
こんなバッジをリビングに据え付けます。
赤い方が、ホルムアルデヒド用。
そして緑色の方が以下の4物質用となります。
トルエン
キシレン
エチルベンゼン
スチレン
残念ながら、パラジクロロベンゼンについては測定しません。
でも、オプションでの対応は可能となっています。
リビングに設置した脚立の上部にバッジ×2個を取り付けました。
部屋の真ん中、床から1.2～1.5ｍの高さが良いそうです。
測定時間は8時間以上40時間以内。
これ以下でも、これ以上でも分析が出来なくなりまので、ご用心。
室温を25℃程度に設定するのが基本です。
測定時間が24時間以内の場合には、14～15時が測定時間の真中になるようにしましょう。
例えば8時間であれば、10時～17時という具合です。
弊社の場合は24時間が基本ですから、設置した翌日の同じ時間を回収の目安にしています。
測定中は、写真のような札を玄関に貼り付けます。
立入者の身に着けたコロンの香りや、タバコが測定結果に影響を及ぼすこともあるそうです。
そして工事用キーも現場から引き下げ、立入出来ないようにします。
翌日回収したら分析機関に、専用の報告書に所定の内容を記載して一緒に送ります。
あとは結果を待つのみ。
1週間程度で、手元に届きます。
そこには、それぞれの物質の濃度が書かれています。
①ホルムアルデヒド・・・0.08ppm
②トルエン・・・0.07ppm
③キシレン・・・0.05ppm
④エチルベンゼン・・・0.88ppm
⑤スチレン・・・0.05ppm
上記の①から⑤は厚生労働省の指針値です。
これを下回っているかどうかを確認して完了です。
この指針値、『健康な人が、その化学物質による健康被害を受けないであろう値』となります。
この数値を上回ったからといって、直ちに健康被害がある訳ではありません。
また、現時点で強制力も伴うものでもないんです。
でもやっぱり、下回りたいですよね。
その上で、必要であれば換気量を増やす等の対策を行います。
そうそう、③キシレンの指針値が平成31年1月17日付で改定されました。
改定前は0.20ppmでしたが、改定後は0.05ppmとなっています。
以下に厚労省のHPを貼り付けておきます。
ご興味のある方は、ご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T190118I0010.pdf
あなたの家の空気環境は大丈夫ですか？
割と簡単に測ることが出来ますよ。
費用だって、たいしたことありません。
測定バッジを購入すれば、ご自分でも出来ると思います。
不安であれば、是非測定してみてください。
posted by Asset Red
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