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雨の練馬・板橋・・・。
憂鬱で、仕方ありません。
基礎工事はお休みです。
まあ、コンクリートの養生期間なんで問題無いんですけど・・・。
話は変わりますが、築5年の弊社OB宅で行われているリフォーム工事の話です。
そろそろクロス工事が始まるんですが、大きな問題があるんです。
当時は今と違い、ビニールクロスを使っていました。
今回の工事に当たり、一部のクロスを張り替えなくてはなりません。
でも調べてみると、当時のクロスは全て廃盤・・・。
別の品番として継続しているクロスは良いんです。
といっても、ほんの僅かしかないんですけど・・・。
問題は、別品番による継続も終わっているクロスです。
いくつかある、知り合いの問屋さんの倉庫も調べてもらいました。
在庫品をかき集めてもらおうと思ったんです。
でも、ほぼ無くなっていました。
残念ながら、他社を調べても同じ柄のクロスはありません。
色が少し違ったり、パターンの大きさが少し違ったり・・・。
壁の一部を張り替えるだけなのに・・・。
随分前から、アクセントクロスが流行ってますよね?
面ごとに張替えるのも良いかな?
なんて思ったんですが、一部だけ張り替えるのは、NGという方なんです。
だから、ほぼ全てのクロスを張り替えなければなりません。
当然、コストが跳ね上がります。
剥がさなくても良いクロスまで、手間暇掛けて剥がす事になります。
そして下地調整を図り、新しいクロスを張ります。
時間&費用が掛かり過ぎ・・・。
せっかく選んだクロスなのに・・・。
お施主様も、悲しい顔をしています。
困ったもんです。
ビニールクロスって、回転が速いんですよね。
3年位で、廃盤になってしまいます。
ここ数年使っている紙クロスであれば、採用時から今まで全く廃盤がありません。
だからメーカーに依頼すれば、同じロットのクロスがすぐに入って来ます。
この違い、かなり大きいですよね。
紙クロスの方が経年劣化が少ない。
そして帯電による不快感も無く、埃汚れが少ないというメリットもあります。
可塑剤の揮発による健康被害が無いのも、大きなメリットですよね。
でも反対に、施工が難しい。
だから施工出来る職人も少ない。
誤魔化しが効かないから、継ぎ目が目立つ。
その分、価格も高くなります。
色やデザインが少ないのもデメリットだと思います。
こうした特徴を説明しつつ、施工現場を見てもらってから、それぞれのお施主様に採用して貰っています。
あくまでも判断は、お施主様です。
でも、こうしたモデルチェンジの多寡によるメンテナンス上の問題は想定していませんでした。
10年もすれば当然起こり得るけど、ある程度納得できますよね?
でも3~5年であれば、大問題です。
予め、費用の違いも説明しておかないとまずいですよね。
当然、クロスの張替え工事面積も大きくなります。
その分工期が伸びるし、工事中の生活が不便になりやすい・・・。
これもデメリットです。
メーカー側が使い勝手や施工の問題で、仕様を変えるのは当然だと思います。
でも、デザインを変える事はないと思うんですよね。
同じデザインを残せばいいと思います。
オーソドックスなデザインのクロスでさえ、微妙にデザインを変える必要はない筈。
むしろ長く使われないように、敢えてこうしているようにさえ感じます。
そうでなければ、わずか5年で全てのクロスが廃盤&後継品なしの状態になるとは思えません。
売れない製品やクレームの多い製品ばかりを選んだとは思えないんですよね。
これって、私のひがみなんでしょうか・・・。
posted by Asset Red
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