どこが違うの?

先日、LIXILの方から『スーパーウォール』のカタログを頂きました。

久し振りにマジマジと見させて頂きました。

実は以前に勤めていたのがスーパーウォール会員工務店、私も泊まり込み研修に参加しているんです

随分と前の話です。

当時と比べると、資料の内容がかなり変わっているんですね。

同じ硬質ウレタンフォーム断熱パネルを使う『FPの家』会員工務店としては、参考になる所が満載です。

例えば耐久性の頁には、こんな事が書かれています。

04耐久性

通気層構造と高性能断熱材が住まいの耐久性を高める。

末永く快適に暮らすために、世代を超えて住み継げる家であるために、また資産価値を維持し続けるために、建物の耐久性を見逃してはなりません。

一番のポイントは、湿気による壁内部への結露の発生を抑えること。

特に断熱材の耐湿性がそのカギとなります。

最高水準の性能を持つ断熱材が壁の内部結露を抑えます。

スーパーウォールの家で使用している断熱材は、高性能な硬質ウレタンフォームです。

その特長は湿気を通しにくく、グラスウール(16K)比およそ2倍の断熱性能。

壁の内部結露を抑えることが出来る為、住まいの耐久性向上に効果を発揮します。

また瑕疵保証では保証されない断熱材内部の結露による劣化を35年間保証します。

現場発泡ではなく工場生産にこだわる理由があります。

硬質ウレタンフォームは、イソシアネートとポリオールの2液を用いて混合・化学反応させて合成した発泡体です。

単純なメカニズムで成形するため、条件を間違えると良品のウレタンは成形されません。

LIXILの工場では、2液の調合比率・温湿度環境・発泡体の温度・発泡方法等、徹底した品質管理を行っています。

現場における発泡ではなく工場生産にこだわる理由は、高性能なウレタンフォームの安定した品質を維持するために、細部にわたる品質管理が必要であるからです。

さすが天下のLIXILです。

いちいち書いてある事が、ごもっとも・・・。

参考になります。

イラストや写真もわかりやすくて、きれいですよね。

資料の出来では到底勝てません・・・。

以前は、熱伝導率が0.026W/m・Kになっていましたが、最近は0.024W/m・Kに変わっています。

FPパネルと同じになってるし・・・。

でも他の性能では負けていません。

例えば、壁内結露による劣化保証は35年を上回る50年です。

硬質ウレタンフォームパネルのパイオニアだからこそ、出来る保証だと思います。

何と言っても、歴史&実績が違います。

そして、もうひとつの違いが発泡剤の違いによる断熱性能差です。

SWパネルは水発泡です。

空気中の水蒸気と反応して発泡します。

だから微細な気泡の中身は二酸化炭素となっています。

そして、FPパネルも水発泡なんです。

でも、HFO発泡の『プラチナパネル』も用意しているんです。

両者の断熱性能は、だいぶ違います。

例えば、105mmのHFOパネルは、126mmの水発泡パネルに相当します。

SWパネルの厚さは65mmですから、105mmのHFOパネルの熱抵抗値を比較すると2.70:5.25、およそ2倍にもなるんです。

熱抵抗は熱貫流率の逆数ですから、値が大きいほど性能が高い事を示します。

この違い、大きいですよね。

SWの場合、厚さ100mmの不可断熱用パネルとを65mmのSWパネルの外側に施工する場合もあります。

この時の熱抵抗は、6.875になります。

厚さ120mmのプラチナパネルの熱抵抗は6.000、これに30mmの硬質ウレタンフォームを付加すれば7.500。

付加断熱材の厚さ分だけ、敷地を有効に使うことが可能です。

水発泡とHFO発泡の違いは、断熱性能だけではありません。

環境性能も後者の方が優れているし、経年による断熱性能の劣化も後者の方が少ないんです。

「パネルのHFO化は考えていないの?」

担当者に聞いてみました。

「HFO?」

「社に持ち帰って、確認します。」

後日、回答を頂きました。

「今のところ、HFO化は考えていません。」

との事。

本当かな?

日本ウレタン工業会では、HFO化を進めているのに・・・。

とりあえず、信じるしかないですよね。

弊社では、プラチナパネルを勧めていくつもりです。

だから、SWよりも高性能になる訳です。

断熱性能だけで、快適性が担保される訳ではないし、耐久性だって同じです。

あくまでもプラスアルファーに過ぎません・・・。

緑字およびイラスト&写真は、LIXIL SWテクニカルガイドから、一部を抜粋・転載させていただきました。

 

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