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昨日の打合せもそうでした。
勢い余って、折っちゃうんです。
えっ、何の事かって?
こんなキットです。
アイスの棒より少し細い棒が3本あります。
1本はそのまま、別の1本は半分くらいが黒く変色しています。
そして最期の1本はピンク色です。
2本目と3本目は、木材腐朽菌の存在する土に3ヶ月挿しておいた物なんです。
前者は、そのまま挿しました。
そして後者にはホウ酸水溶液を加圧注入してあります。
コレ、腐朽菌による木材の強度低下を体感する為のキットなんです。
白が新築当時の柱です。
折ろうとしても、撓ってしまい中々折れません。
でも黒ブチは、いとも簡単に折れてしまいます。
スカスカなんで、あっけないほど簡単に・・・。
大抵の場合、ビックリして「ごめんなさい。」と謝られます。
いえいえ、良いんです。
その為のキットですから。
そしてピンクは折れません。
防腐処理って有効なんですね。
弊社の場合、全ての建物で許容応力度計算による構造安全度を確認しています。
そして可能であれば、耐震等級3をお勧めします。
だって、地震の際に安心出来るじゃないですか。
でもどんなに頑丈な躯体にしても、躯体が健全で無ければ、黒ブチの棒と同じなんですよね。
地震が来たら倒れてしまいます。
だから、木材劣化対策が重要です。
徹底したシロアリや腐朽菌対策を行います。
ついでに、その方法をご紹介します。
もちろん、高濃度ホウ酸水溶液による安全で安心できる方法です。
このプレゼン、地味に効くと思ってます。
耐震強度を語るなら、こうした劣化や内部結露対策もセットで語る必要がある筈なんです。
でも大抵の方は、他所で聞いた事ないと言います。
他所の担当者は、解ってないのかな?
それとも、既に解決した問題だから説明の必要を感じてないの?
そんな事ないですよね?
大抵の建物は、内部結露や木材劣化対策が不十分だと思います。
posted by Asset Red
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