気密性能の確保

昨日は、いつも貴重な情報を届けてくれる方との時間を共有する事ができました。

その時にも、少しだけ話題に上ったのが気密性能について・・・。

今回は、アキレスのキューワンボード/木造軸組外張り断熱工法推奨マニュアルの中から、気密性能に関するページを抜粋してご紹介したいと思います。

こんなマニュアルです。

P10

5.気密性能の確保について

気密性能の重要性

2009年の告示改正により、定量的基準である「相当隙間面積の基準」は削除されました。

でも、それは気密化の目的や相当隙間面積の基準を否定するものではありません。

もちろん、以下に挙げる①~④の要求性能が緩和される訳でもありませんし・・・。

①漏気減少による省エネルギー化と室内温度環境の快適性向上

②壁体通気抑制による断熱性能の低下防止

③壁内結露の防止

④計画換気の保持

上記の性能を確保するために「気密性能の確保」は重要な要素であり、現在も下記に規定されています。

気密性能の確保・防露性能の確保・室内空気汚染の防止等に十分配慮すること。~平成25年経産省・国交省告示第10号

室内に直接侵入する隙間風の防止による暖冷房負荷の削減・断熱効果及び的確な計画換気の実現のため、気密の確保のための措置を講じるものとする。~平成25国交省告示第907号

ここでは(一財)建築環境・省エネルギー機構(IBEC)発行の「住宅の省エネルギーの解説(第3版7刷)」を参考に、気密性能の確保にする概要を示します。

昨日上がった話題のひとつは、「住まいは中気密が良い」と言う方々についてでした。

「そもそも中気密って、どの位なのかな?」

中気密なら、換気システムなんて要らないとも言います。

「C値で言えば、5~10位なんでしょうか?」

これって、外壁合板やネダノン合板を採用すれば簡単に超えちゃうんですよね。

耐震性能を問われる昨今、これらを採用しない家なんてあるんでしょうか?

C値が10の家って、漏気でQ値が1.0W/㎡・Kも低下すると言われているんですよね。

仮にQ値が2.7W/㎡・Kの家であっても、実質的には3.7W/㎡・Kになってしまう・・・。

逆に、Q値を1.7W/㎡・Kにしておけば良いのかな?

彼らの考え方って理解できない・・・。

前述の「気密性能の確保」、しっかりと読んでみてはどうでしょうか?

 

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