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昨日は終日、品川方面でお勉強でした。
HEAT 20の報告会に参加していたんです。
色々と新しい事を知る事が出来ましたので、ここで住宅従事者向けの発信をしたいと思います。
何回かに分けて書くつもりです。
情報共有出来れば幸いです。
一番のトピックは、なんといっても『G3グレード』の創設ではないでしょうか?
でも、待ってください。
まずは長年の?から。
ご存知の通り、G1グレードの外皮で建てられた建物の場合のシナリオは以下の通り。
H28基準で建てられた建物で、部分間欠暖房をした時の暖房負荷よりも30%程度削減する事が出来ます。
逆に全館連続暖房をすると、50%程度増加してしまいます。
これをG2にすれば、ほぼ同じ暖房負荷でいけるようになります。
ここまでは良いんですよね。
ここからが難しいんです。
15℃未満の割合がそれぞれこうなるらしい・・・。
H28 30%程度
G1グレード 20%程度
G2グレード 15%程度
どうゆうこと⁇
部分間欠暖房時の、建物内の温度状況を示していると思われます。
仮に複数台のエアコンを使って暖房をした時、トイレとか玄関のように温度が15℃を下回る部分がこんなにあると言う事なの⁇
G2でも15%、床面積が100㎡の建物であれば15㎡って事ですよね?
・・・。
その解答がコレです。
シムヒートでシュミレーションした結果を上記のように積算するそうです。
ナルホド。
グレードが高くなるほど、15℃未満が少なくなります。
あっ、G3グレードも出ています・・・。
でも、その解説は改めて別の機会にしたいと思います。
漸くスッキリしました。
確かに、夜間に暖房を切るスケジュールであれば、十分起こり得ると思います。
そうそう、改めて分かったことがあります。
15℃って、体感温度なんですね。
この場合の『体感温度』は空気の温度ではなく、壁や窓からの輻射の影響を踏まえた『作用温度』と思われます。
作用温度(operative temperature、OT)は効果温度ともいいますが、人体に対する温熱環境を評価する指標のひとつです。
気温が同じ室内であっても、壁面温度と周囲気流の状態により体感温度は違うことを加味しなければなりません。
周囲壁面との放射熱伝達と周囲気流との対流熱伝達と同じ量の熱交換を行なう様な均一温度の閉鎖空間での仮想気温となります。
続く・・・。
posted by Asset Red
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